子なし夫婦ならではのメリットを活かしたいね
年末年始の子なし夫婦の良いこと悪いことを整理してみよう
このブログ記事にたどり着いて頂きありがとうございます。
「途次大志の備忘録」の執筆者で年末年始は実家でゆっくりしたい派の途次大志(toji-taishi)です。
年末年始は親や親戚たちと接する機会が増え、子どものいない夫婦にとって少し申し訳ないような気分になることがあります。
子どもがいないことが年末年始の子なし夫婦にとって悪いことばかりかというと実は良いこともあるように思います。
子なし夫婦歴20年の私たち夫婦も改めて年末年始の子なし夫婦のデメリットとメリットを整理してみたら、子なし夫婦だからこその利点を活かす方法が見えてきそうな気がしました。
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- 年賀状のデメリットとメリット
- お年玉のデメリットとメリット
- 帰省のデメリットとメリット
子なし夫婦の年賀状
お年玉付きの年賀はがきが1949年(昭和24年)に誕生したらしく、アラフィフの私たちにとっては幼い頃から年賀状づくりは年末の欠かせない行事であり、お正月になると郵便受けを覗くのが楽しみでした。
子なし夫婦の年賀状のデメリット
子なし夫婦も10年を過ぎると、年賀状で我が子の成長を伝えることができず、若さが衰えていく子なし夫婦の姿を誰が見たいと思うのだろう?という葛藤の中で年賀状づくりをしなくてはなりません。
友人や親戚から届く年賀状には、きっと年賀状に載せられることを嫌がっているのだろうなと思わせる思春期の息子や娘さんの姿があり、子なし夫婦はそれを見て子どもたちの成長を実感できます。
「もうこんなに大きくなったんだ」という実感はやはり年賀状の写真に映る子どもたちの姿が一番雄弁に語りかけてくれます。
子なし夫婦の年賀状のメリット
今、思い返すと「年賀状を書く」ということは親にとって教育的な目的もあったのかもしれません。
年賀の挨拶自体は平安時代から日本にはあったようで、文化風習や読み書きを子どもたちが学ぶ機会であったように思います。
そのような子どもを持つ親にとって何かしらの狙いがあれば、昨今の年賀状不要論に乗じて年賀状づくりをやめてしまうという判断も容易ではないかもしれませんが、子なし夫婦の場合なら何ら考える必要はありません。
年賀状を継続するかしないかは子なし夫婦二人だけの事情で判断することができます。
子なし夫婦のお年玉
年末年始の子どもたちの楽しみのひとつがお年玉でしょう。
私も小さい頃はお金の価値やありがたさもさほどわからずに、ただ「もらえる」という嬉しさで楽しみにしていた記憶があります。
子なし夫婦のお年玉のデメリット
お年玉という慣習で子なし夫婦のデメリットは、家計的にはマイナスにしかならないということでしょう。
子どもがいる家庭でも、あくまでお年玉は子どもがもらったもので夫婦にもらったものではないとはいえ、子なし夫婦の家計のプラス要因に一切寄与しないお年玉という慣習について複雑な感情が生まれないと言えば嘘になるでしょう。
ただそれでも、我が子ではないにしても親戚や友人たちの子どもたちが喜ぶ姿を見られることは、子なし夫婦にとって疑似体験をさせてもらっているようでありがたい機会です。
子なし夫婦のお年玉のメリット
家計的にプラス要因にならず、せいぜい子どもの喜ぶ顔を見る機会であるお年玉という慣習に、子なし夫婦にとってのメリットが他にもあるのか?と思われるでしょう。
子どものいる友人たちに聞くと、子なし夫婦ならではのメリットが隠れているようです。
たまに子どもにしては高額なお年玉を受け取る場合があるようです。
あまりに高額な金額のお年玉を受け取った親は、対処に困り、ちょっとしたストレスになるようなのです。
確かに子なし夫婦はお年玉をあげるだけで、我が子のために受け取った経験がないのでは、このような親のストレスがあることに気づきにくいものです。
我々、子なし夫婦も子どもの喜ぶ顔を見たいが上に、あまりに高額なお年玉を渡すことの弊害をしっかりと理解しておかないといけないのでしょう。
子なし夫婦の帰省
鉄道会社も年末年始やお盆は「繁忙期」と定めている通り、子なし夫婦であっても長期の休みを利用して親元に帰省したくなるものです。
もちろん貴重な長期休暇を利用して海外旅行に出掛ける人も多いですが、ホテルの宿泊費も割高で、実家のもつ独特の「まったり感」はやはり帰省だからこそ味わえる贅沢のような気がします。
子なし夫婦の帰省のデメリット
新婚のうちは帰省して周りの親戚連中から「子どもは?」と聞かれますが、子なし夫婦が10年を過ぎれば、そんな親戚たちからの問いかけもピタリとなくなります。
それはそれで非常に申し訳ないと子なし夫婦は感じてしまうものです。
アラフィフの子なし夫婦になると、孫も連れずに実家に帰ってのんびりすることに罪悪感に似た感情に囚われます。
この何とも言えない「肩身の狭さ」感は子なし夫婦にしかわからないのかもしれません。
子なし夫婦の帰省のメリット
子どもがまだ小さかったりすると帰省の移動手段も限られてきます。
長時間の移動に子どもが飽きてしまうので「マイカーじゃないと」という友人も多いです。
帰省する日程も夫婦に加え子どもたちの日程を調整するとなると、何かと制限ができてしまうようです。
その点、子なし夫婦の場合は移動手段も日程も比較的自由が効きます。
たとえば私たち子なし夫婦の場合、二人とも乗り物に興味があるので、わざわざフェリーに乗るルートで帰省したり、コスト削減も兼ねて「ぷらっとこだま」や「青春18きっぷ」を利用したり、帰省の移動手段自体を楽しむことができます。
まとめ
年末年始は子なし夫婦にも訪れます。
子どもがいることで感じることができることもたくさんあるでしょうが、子どもがいないことで感じることもたくさんあります。
私たちは子どもが欲しいと思いながらも授かることが叶わなかった子なし夫婦ですが、子なし夫婦だからこそのデメリットを理解した上でメリットを最大限に活かして過ごしていければなと考えています。
参考文献
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志