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子どもがいないことで漠然とした不安になることがあるよね


みかんみかん

不安の構成要素を整理してみると解決策が見つけられるよ

【子なし夫婦のブログ記事】 メリットを活かして 幸せに暮らそう!

このブログ記事にたどり着いて頂きありがとうございます。

「途次大志の備忘録」の執筆者で子どもが欲しかったけど授かれず子なし夫婦20年以上の途次大志(toji-taishi)です。

子どもがいない夫婦で漠然とした不安をお持ちの方にぜひご紹介したい情報を公的なデータを交えてご案内します。

なぜ不安に感じているのか考えながらお読みいただくと不安解消につながることでしょう。

子どもがいないことが寂しいとついつい感じてしまうのでしょうか、子育てをしていないと社会で認められないのではないかと考えてしまうのでしょうか。

夫婦それぞれで不安と感じていることは違うのかもしれません。

データから子なし夫婦の不安の正体を知りメリットを活かす
  • 子どもを増やしたくない理由を整理
  • 子どもを持ちたい理由を整理
  • 子なし夫婦のメリットを整理
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子育ての大変さ

さて、子なし夫婦の不安の構成要素を整理するためにも子どもを持っている夫婦がどういった点に子育ての大変さを感じているのか客観的なデータをもとに考えていきましょう。

子育てが大変だということもその理由もだいたい想像できるよと感じられるかもしれませんが、どうかお付き合いください。

理想の子どもの数

夫婦が理想とする 子ども数
参考:第15回出生動向基本調査 図表III-1-7
夫婦が理想とする子ども数
  • 0人: 3.5%
  • 1人: 4.0%
  • 2人:51.3%
  • 3人以上:36.6%
  • 不詳: 4.6%

参考:第15回出生動向基本調査(2015年)

国立社会保障・人口問題研究所が「出生動向基本調査」を公開しています。

この調査で夫婦が理想とする子供の数に関する調査結果が示されています。

以前のこの「途次大志の備忘録」の記事の「子なし夫婦割合が増加」でも以前にも紹介しましたが、結婚した夫婦が理想とする子どもの数は「2人」が半数を占め次に「3人以上」が続いています。

この記事を読み進めるに当たって「理想とする子どもの数」という言葉が出てきますが、言葉通り現実に障害となりうることを考えずに理想とする子どもの数のことを意味しています。

子を増やしたくない理由

「理想とする子どもの数」に対してその理想を結婚した妻がなぜ実現しようとは思わないかの理由についての調査結果です。

妻が理想の子ども数を 持たない理由①
参考:第15回出生動向基本調査 図表III-1-13
妻が理想の子ども数を持たない理由
  • 教育費:56.3%
  • 仕事:15.2%
  • 住居:11.3%
  • 負担:17.6%
  • 夫婦の価値観:56.3%
  • 夫の希望:15.2%
  • 社会環境:11.3%

参考:第15回出生動向基本調査(2015年)

調査の対象者は理想の子ども数を下回る初婚同士の夫婦の妻であり、子どもがいない夫婦の妻だけへの調査ではありません。

たとえばすでに子どもを1人持つ妻が「理想の子どもの数」として「2人」と考えながらも、さらにもう1人子どもを持とうと思わない理由も含まれています。

以前の記事「子なし夫婦割合が増加」でもご紹介した通り、子なし夫婦はわずか6.2%なので対象者の9割以上が子どもを持つ妻であることが推察されます。

シンプルに結果を考察するために、あえてざっくりと考えれば「子どもを1人以上持っている妻への調査である」と仮定しても良いかもしれません。

妻が理想の子ども数を持たない理由(その①
  • 教育費:子育てや教育にお金が掛かり過ぎるから
  • 仕事:自分の仕事(勤めや家業)に差し支えるから
  • 住居:家が狭いから
  • 負担:これ以上、育児の精神的、肉体的負担に耐えられないから

2016年に「子ども・子育て支援法」の法律改正が行われ以前の調査結果とはいえ子どもを持つ家庭との付き合いから感じる感覚としても子育てや教育費にお金が掛かるという理由が多くを占めるのは理解できます。

また精神的または肉体的な負担が仕事や住居よりも多いことが見て取れます。

すでに子どもを持つ妻の実体験として教育費や住居などの経済面に加え精神的、肉体的な負担を「理想の子ども数」を実現する際の障害となっていると感じているようです。

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夫婦の価値観

先ほどと同じ「理想とする子どもの数」を実現しない妻を対象とした調査では選択項目として他にもあり結果は下記の通りです。

子どもが1人以上持っている妻も含めた調査であり、
参考:第15回出生動向基本調査 図表III-1-13
妻が理想の子ども数を持たない理由(その②
  • 夫婦の価値観:自分や夫婦の生活を大切にしたいから
  • 夫の希望:夫が望まないから
  • 社会環境:子どもがのびのび育つ社会環境ではないから

子どもを持つ多くの妻は子育てを通じて経済的な問題、精神的、肉体的な負担を体験し、夫婦としての価値観として妻が「理想の子どもの数」を実現しないという過程が見えてきそうですね。

子どもがいない夫婦にとっては子どもを持つ夫婦や家族に対してのある種のうらやましさを感じてしまうものですが、子どもを持つということで不安に感じることがあることを改めて再認識できるでしょう。

子どもを持つことへの不安要素
  • 経済面
  • 精神面
  • 肉体面
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子なし夫婦のメリットを活かす

多くの方が想像していた通り客観的なデータからも子どもを持つことで生じる不安を整理することができました。

子どもがいない夫婦にとっては子どもを持つ夫婦が抱える同じ不安がないということになります。

子なし夫婦のメリット

子どもを持つ夫婦の不安の裏返しが子なし夫婦のメリットとして考えることができるのではないでしょうか。
子なし夫婦のメリット

子なし夫婦のメリット
  • 経済面
  • 時間面
  • 肉体面
  • 精神面

つまり子なし夫婦にとって教育費や子ども部屋が必要な広い家を購入する必要がないだけ子どものいる夫婦に比べれば経済面では余裕ができるでしょう。

子どもの躾に精神的、肉体的なエネルギーを費やすこともありません。

さらには大人二人が暮らす家では子どもがいる夫婦に比べれば自由な時間が増えます。

これらの経済面、時間面、肉体面、精神面での子どものいる夫婦と比べた際に生じる余裕こそが子なし夫婦のメリットだと整理することができませんか。

もちろん経済面で考えれば子ども手当もありませんが教育費や養育費を考えると経済的な余裕が生まれそうです。

また子どもがいないことでどうしようもない寂しさを感じたりと精神面でネガティブに感じることはありますが、子どもを持つ夫婦でも種類こそ違え精神面の負担がないわけではないことがデータからも理解できます。

子どもを持つ理由

子どもを持つことで生じる不安もありながら以前の記事「子なし夫婦割合が増加」でもご紹介した通り9割以上の夫婦が子どもと暮らしています。

夫婦の子どもを持つ理由a
参考:第15回出生動向基本調査 図表III-1-12
夫婦の子どもを持つ理由
  • 豊かさ:78.4%
  • 社会貢献:20.8%
  • カスガイ:20.0%
  • 老後:19.5%
  • 承認欲求: 5.3%

参考:第15回出生動向基本調査(2015年)

子どもを持つことでどのような恩恵のようなものを得れると考えているのでしょうか。

同じ国立社会保障・人口問題研究所の「出生動向基本調査」で結婚している妻に「子どもを持つ理由」を調査した結果です。

子どもを持つ理由
  • 豊かさ:子どもがいると生活が楽しく豊かになるから
  • 社会貢献:子どもは将来の社会の支えとなるから
  • カスガイ:子どもは夫婦関係を安定させるから
  • 老後:子どもは老後の支えになるから
  • 承認欲求:子どもを持つことで周囲から認められるから

私たちの夫婦も結婚15年以上の子なし夫婦ですが、正直、これらの調査結果は身につまされる思いです。

この調査の対象が未婚の男女ではなく結婚している妻からの回答であることを考えると「やはり子どもの存在は大きいよね」と思いたくなります。

また先ほどまでの調査同様に子なし夫婦の割合はわずか6%程度、100組に6組程度なので子どもを持つ妻の回答であるとも言えます。

子どもを持つことによる不安もある一方で子なし夫婦から見れば子どもからのかけがえのない恩恵のようなものが並んでいるように感じてしまいます。

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子なし夫婦の幸せ

子なし夫婦が幸せに過ごしていくにはどう考え、どうすれば良いのでしょう。

これらの客観的なデータを整理して眺めることで勘の良い方はすでにお察しの通りでしょう。
子なし夫婦の メリットを活かす
あえて悲壮感を漂わせて表現するとすれば子なし夫婦だからこそのメリットを活かして子どもから得られるのであろう同様の恩恵を子ども以外の方法で獲得することしか残されていないのです。

もっとも今はまだ子どもに恵まれていなくても子どもを授かる可能性がある夫婦であればこの残された道を選択する必要はありません。

年齢や健康上の理由などで子どもとの人生が期待できずに不安に感じている夫婦はある意味、覚悟を決めていかに子ども以外から恩恵に辿り着く手段を子なし夫婦のメリットを材料として考え実行すれば良いのです。

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まとめ

子どものいない夫婦にとって漠然としてた不安の正体が少しは整理することができたでしょうか。

不安を解消するためには不安の構成要素を明確にすることが解消へのひとつの手段だと考えています。

「子は鎹(かすがい)」と言われますが子どもがいなければ別の手段で鎹(かすがい)を創ってしまえば良いのです。

この記事の最後にもうひとつだけデータをご紹介します。

子なしを理想とする 未婚者の割合と推移
参考:第15回出生動向基本調査 図表III-1-2
子なし夫婦を理想とする未婚者の割合と推移
  • 1982年:未婚男性2.3%・未婚女性3.8%
  • 1987年:未婚男性2.5%・未婚女性3.0%
  • 2005年:未婚男性4.0%・未婚女性5.3%
  • 2010年:未婚男性6.0%・未婚女性5.3%
  • 2015年:未婚男性8.5%・未婚女性6.9%

参考:第15回出生動向基本調査(2015年)

同調査で未婚の男性と女性を対象とした「理想とする子どもの数」を「0人」と回答した調査結果の推移です。

まだ結婚をしていない男女が最近では子なし夫婦を望む割合が増えてきています。

もしかしたら2015年では6%だった子なし夫婦の割合が将来は増えるのかもしれません。

将来、彼、彼女らがどのような理由で子なし夫婦になるにせよ、子なし夫婦の先輩として実体験を踏まえた良いアドバイスができるような夫婦になるというのも子どもがいないことで得られる恩恵のひとつと考えることができませんか。


最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志

Title toji-taishi-no-bibouroku途次大志のプロフィール紹介

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