子なし夫婦ならではの老後の面倒なことがあるみたい
心づもりがあれば少しは面倒なこともやっていけるのかもね
こんな人にオススメ
- 子なし夫婦がストレスになっている人
- 前向きに子なし夫婦を生きていきたい人
- 新婚ほやほやの人
このブログ記事にたどり着いて頂きありがとうございます。
「途次大志の備忘録」の執筆者の途次大志(toji-taishi)です。
経験したことがない面倒そうな事も、事前に情報を集め知識だけでも持っておくことで心づもりができて少しは面倒でなくなるのかもしれません。
自分自身の老後はどうなるのかは誰しも心配なことです。
子どもがいないとなると何かと面倒なこともあるようです。
子なし夫婦の老後で面倒なこと
子どもがいない夫婦、子なし夫婦の割合は増えているようで、さらには今後も増える傾向にあるようです。
増加傾向にあるとはいえ、子なし夫婦に比べ子どもがいる夫婦の方が多く、子なし夫婦ならではの情報もまだまだ入手するのが難しいように感じます。
身元保証人
私たちも結婚20年の子なし夫婦で老後のことも気になっていたのである本を読んだところ、介護老人施設や葬儀などで身元保証人が必要になることがあることを知りました。
子どもがいる夫婦であれば、身元保証人を子どもにお願いすることもできるでしょうが、子なし夫婦ではもちろんながらお願いする子どもがいません。
子どもがいない場合など身元保証人をお願いできる人がいない場合は、公的な成年後見制度を利用することもできるようです。
相談できる窓口として消費者庁の地域包括支援センターや消費生活センターが利用できます。
公的なサービスの他にも、身元保証会社と呼ばれるような民間の支援を受けることもできるようです。
そもそも老後に身元保証人が必要になるということを知らなかったため、情報を知っておくということは大切なことだと感じました。
相続
子どもがいるから何ごとも楽観視できるわけではないですが、子どもがいないことが確定している子なし夫婦にとってはそれなりに準備というか、心づもりをしておくことが大切なのだろうなと思います。
相続についても同様で、自分自身の兄妹だけでなく甥や姪に自分のこと嫌な気分にはさせたくはないものです。
以前のこの「途次大志の備忘録」の記事でもご紹介しましたが、子どもがいないことで残された人たちに迷惑を掛けてしまうこともあります。
子どもがいればトラブルにならないことも子どもがいないことでトラブルに発展してしまう可能性について具体例を示してまとめています。
しっかりと情報を入手して、準備しておくことで防げることは出来る限り実施しておきたいものです。
老後資金
老後の資金については子どもがいる、いないに関係なく誰しも心配なことでしょう。
ただ子なし夫婦の老後資金について不安があるとすれば情報が少ないということではないでしょうか。
世帯数として子なし夫婦の世帯数も子どもがいる世帯よりも少なく、どうしても子なし夫婦に適した情報が少なくなるのは仕方ありません。
情報量としても、子どもがいる世帯または夫婦をベースに考えられているものが多いので、それらを子なし夫婦として置き換えながら考えていく必要があるでしょう。
このように子なし夫婦の老後を考えていくには、身元保証人、相続、老後資金の面だけでも面倒なことが待ち構えているように思えてきます。
以前の「途次大志の備忘録」の記事で総務省のデータをもとに子なし夫婦の老後の生活費に考えてみましたので、よろしければご一読ください。
老後も今も子なし夫婦を楽しむ
何かと子なし夫婦が面倒になることはあるとはいえ、だからと言って、個人的にはネガティブには考えていません。
事前に知っておくことで準備ができるだろうし、それらを知っておくこと自体が楽しそうだからです。
そして情報を得ようとする習慣こそが老後の不安への対抗策かなと感じています。
書籍「子なし」のリアル
「子なし」のリアル (経営者新書)
さきほど紹介したある本というのは奥平紗実さんの著書「子なし」のリアルです。
子どもがいないことで強いストレスを感じている人にはオススメしたい本です。
子どもがいないことをどのように感じているかというのは人それぞれ、夫婦それぞれでしょう。
地域や職場で嫌な思いを強く感じている人にとっては、共感できる情報と前向きに捉えていくためのヒントが詰まっているように思います。
「お子さんは?」という悪気のない質問を受けることは子なし夫婦のあるあるでしょう。
こうした質問を何度もされている方や少し悪意を感じてしまう相手からの場合などは強いストレスになるでしょう。
強いストレスに感じる人も多いのか本でも紹介されていますが、雑誌「AERA」や「週刊東洋経済」やNHKの番組などで子なし夫婦の心の内を取り上げられていたようです。
以前にこの「途次大志の備忘録」でもご紹介しましたが、くどうみやこさんの著書「子どものいない人生の歩き方」同様、子どものいないことに肩身が狭い想いをされている方や悩みがある人にとって元気づけてくれる一冊になるでしょう。
誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方
今を楽しむ
書籍「子なし」のリアルを読んだことによって、子なし夫婦の老後には身元保証人の課題があるということを理解しました。
その上で公的または民間のサービスがあることも知ることが出来ました。
こうして知ることこそが準備への第一歩だなとつくづく感じます。
また、この書籍「子なし」のリアルを読んで感じたのは、子どもがいないことを強いストレスに感じている人も多いのかなということです。
私たち夫婦は子どもが欲しくてできなかったのですが、それはそれで私たちらしい夫婦二人の人生を過ごそうと考えています。
もしかしたら変に私たち自身が子なし夫婦だけに、どこかで安心して他の子どもがいない夫婦に対してストレスになってしまうようなことをしていないかなと振り返ることにもつながりました。
子どもがいないという状態は同じでもそのことに関しての感じ方は人それぞれであり、夫婦それぞれであることを改めて肝に銘じないといけないなと思いました。
いろいろな情報を知った上で、私たち夫婦も老後や将来を見据えながら今を楽しんでいきたいと考えています。
ご縁育て
子なし夫婦ならではの老後な面倒なことがあることを知ることができましたが、その点にばかり頭を悩ませると今が楽しめず本末転倒になってしまいそうです。
我々二人だからこそ楽しめることを再確認しながら進めていきたいと思っています。
書籍「子なし」のリアルでは著者の奥平紗実さんが「ノンファン(Non Enfant)」という言葉で子どもがいない人生のブランディングを提案されています。
私たち夫婦はブランディングとまで大げさなことではないですが、二人の合言葉として「子育て」ができない代わりに「ご縁育て(ごえんそだて)」をしようと思っています。
ご縁があって結ばれた二人なので、これからは頂いたご縁を育ていこうという発想です。
言葉というのは意識を明確にするためにときに役に立るので私たち夫婦なりに前向きに今を楽しもうと歩んでいます。
まとめ
これまで生きてきた中で、学んだことがあるとすれば未来はわからないということかもしれません。
老後は誰にとっても不安なものでしょう。
もしどんな未来でも打開策があるとすれば、常に情報を取ろうとする意識の習慣と情報を取る能力なのかもしれません。
きっと今より老眼が進み、世の中のことに疎くなってしまう自分自身を考えると、情報への習慣と能力を持ち続けることをより意識的に行うことが大事なように感じます。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志