老後資金をどうやって貯めたらいいのかな?
ちょっと待って!その考え自体が大丈夫なのかな?
こんな人にオススメ
- 老後資金が心配な人
- 老後資金の貯め方を考えている人
- 老後も楽しく暮らしたい人
いくら必要なのか?
単純な計算
サラリーマン家庭の方なら定年時に老後資金としていったいいくらくらいのお金があれば安心なのだろうとインターネット検索されている方も多いでしょう。
インターネットには老後資金と準備しておきたい老後資金の金額の目安が書かれています。
人それぞれの生活スタイルや価値観によって必要な老後資金はまさに十人十色でしょう。
あえて単純計算をしてみます。
老後にひと月あたり30万円を支出するとします。
1年間では360万円で、10年で3,600万円で、30年で約1億円です。
老後資金の性質
仮にサラリーマンを定年退職した65歳で1億円の貯金があったとします。
ただその1億円も使えば減っていきます。
先程の単純計算で考えると360万円/年に支出するとして約1億円あれば30年、つまり95歳まで大丈夫な計算になります。
95歳を超えるとどうなってしまうのでしょう。
これがやっかいな問題なんですよね。
人生の三大資金と言われる住宅資金、教育資金と大きく違うのは老後資金には期限がないということかもしれません。
住宅ローンの返済であれば返済期限が決まっていますし自分の意思で前倒しして完済することも可能です。
子どもたちの教育費もせいぜい大学卒業までという期限があります。
老後資金はいつまで必要かがわからないというやっかいさを含んでいる点を認識した方が良さそうです。
あっても使えない
老後資金は期限がわからないため仮に定年の時に銀行に1億円が預金されていたとしても心理的に使えないでしょう。
今後どのような病気になり治療費がどの程度必要になるかもわからないのです。
老後資金は同じ資金でも住宅資金、教育資金とは異なる性質があることが理解できます。
自分が老後資金を使う年齢になった際に「やはり足らない」となった場合、すでに老いてしまっている身体では働いてお金を稼ぐということが現役世代の頃のようにはなかなかいかないであろうことも容易に想像できます。
考え方を変える
お金を産む仕組み
住宅資金、教育資金をクリアし日々の節約を心掛けてなんとか老後資金を捻出したとしてもお金を使うことを楽しめそうにないであろうということはご理解していただけたと思います。
ずばりお金を産む仕組みを老後に持っておかないといけないということでしょう。
年金制度も老後にお金を産む仕組みの一つです。
ただこの年金制度だけでは心もとないため別のお金を産む仕組みを今から準備しておかなければならないのでしょう。
老後スモールビジネス
老後資金の「貯め方」を考えるよりも老後資金の「稼ぎ方」を考えるということが必要のようです。
老後生活になっても年金とは別にお金を産む仕組みを持っておくことでやっとお金を楽しく使える状態になります。
定年時に「1億円のお金」が手元にあるのと「月に30万円のお金を産む仕組み」があるのとどちらが良さそうでしょうか。
単純計算で月に30万円のお金を産む仕組みとしていますが、この金額は人それぞれです。
企業年金なども期待ができ30万円より少なくすむ方もいらっしゃるでしょうし、趣味にお金が掛かりそうな人は30万円よりも多く必要でしょう。
あくまで30万円はここで挙げた単純計算の目安です。
いずれにしろ「老後スモールビジネス」として目標額を決めてお金を産む仕組みを作ることが良さそうです。
思い込みを捨てる
「老後スモールビジネス」と言われてもお金を貯めるよりも大変そうだし「現実的じゃないよ」と思われるかもしれません。
簡単に「老後スモールビジネス」と書いていますが決して簡単なことではないです。
簡単なことではないので我々も今から夫婦で準備し始めています。
年金というお金が入る仕組みだけでやっていけそうだと思われている方、もしくは年金制度と心中するという方は確かに不要なことかもしれません。
そもそも現役を引退した人でそれなりの貯金がある人は多く存在していても、老後スモールビジネスを持っている老人なんてほとんど見たことがないじゃないかと反論されるでしょう。
確かにこれまではそれでもなんとかできたのかもしれません。
老後資金は現役の時に「貯める」ものであり、老後に老後資金を「稼ぐ」なんて発想がなかったと思います。
思い込みとは面白いもので「当たり前」ということからなかなか抜け出せないものです。
思い込んでいるということ自体に自分自身で気づくのにもひと苦労します。
老後資金を「貯める」から「稼ぐ」という発想の転換がこれからの時代には必要なことではないでしょうか。
まとめ
「お金を楽しく使える」というのは「お金を産む仕組みがある」からなのだと実感しています。
いくら老後資金を貯めていたとしても使えば減る一方のお金だと楽しく使うというのは難しいでしょう。
つまり楽しく老後を過ごすということが難しいということでしょう。
私たちの場合は夫婦二人が生活してたまに旅行に行けるくらいのお金が毎月入れば十分です。
そういう老後スモールビジネスを作り上げようと準備し始めています。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志