子なし夫婦も後悔のない人生を歩みたいよね
方向性をしっかり合わせて行動を継続することが大切だね
こんな人にオススメ
- このまま子なし夫婦のままで良いか不安な人
- 理想とする子なし夫婦になりたい人
- 限られた人生に後悔をしたくない人
このブログ記事にたどり着いて頂きありがとうございます。
「途次大志の備忘録」の執筆者で理論と感情を大事にしたい途次大志(toji-taishi)です。
生まれてきたときは泣いていたけれど、最期のときは心から笑っていたいですよね。
子どもがいないことで「このままで良いのか?」と将来に不安を感じている人は、同時に子なし夫婦のパートナーにも後悔をしない生き方を願っているのではないでしょうか。
子なし夫婦歴20年以上の私自身も40歳を過ぎた頃に、そうした不安を抱えていました。
アラフィフを迎えた今では「不安が消え去った」とは言えないまでも、子なし夫婦だからこその夢を実現しようと妻と力を合わせて人生を元気に歩んでいます。
- 結婚継続の意思を確認
- 理想の姿を確認
- 実現方法の確認
- 継続の仕掛けの確認
子なし夫婦で20年以上の私たちも互いの価値観を改めて確認することが大切だなと感じました。
人生の最期に後悔しない子なし夫婦の生き方
日本人の平均寿命が男女ともに長くなっていることはよく知られています。
1970年以降の厚生労働省のデータを確認すると、日本人だけでなく世界の主な国でも同様に平均寿命が長くなっています。
- 男性:81.09年
- 女性:87.26年
男性に比べて女性の平均寿命が長いのも、日本人だけでなく世界で共通しています。
平均寿命と平均余命
男女ともに80歳を超えている平均寿命はよく知られていますが「平均余命」という数字を厚生労働省が発表しているのはご存知でしょうか。
平たく言うと、年齢ごとに平均的に「あと何年くらい生きることができるのか」ということです。
平均寿命に比べて「平均余命」の方が、寿命についての説得力が増すように感じるのは私だけでしょうか。
- 30歳:男性52年、女性58年
- 35歳:男性47年、女性53年
- 40歳:男性42年、女性48年
- 45歳:男性37年、女性43年
- 50歳:男性33年、女性38年
- 55歳:男性28年、女性34年
- 60歳:男性24年、女性29年
- 65歳:男性20年、女性24年
- 70歳:男性16歳、女性20年
数字として見やすくするために、厚生労働省が発表しているデータの小数点1桁目を四捨五入して表示しています。
アラフィフ男性の平均余命は33年で、これまで生きてきた年数と同じ年数を生きるということは難しいことが切実な数字として理解できます。
友人の子どもが二十歳(はたち)の成人式を迎えると「え?もうそんな年齢?あっという間!」と驚くことがありますが、平均余命が20年になるのは男性では65歳、女性では70歳です。
与えられた人生の時間を大切に生きなければならない!と強く感じさせられます。
価値観が多様化する社会
どうすれば、後悔しない子なし夫婦の人生を過ごすことができるのでしょう。
そもそもこのままお互いにとって、子なし夫婦のままで良いのでしょうか。
価値観も多様化している今だからこそ、個人として後悔のない人生を過ごすことが、人生の大切な時間を過ごす上で大切なことのように感じます。
2008年のデータを参考にしてみても、子なし夫婦の離婚件数はすでに10万組を超えており、感覚的にも「離婚」は人生を良くするための有効な選択肢のひとつとして認識されるまでに価値観が変化しているように感じています。
良くも悪くも生き方の制限が減り、自由度が増していく中で、子どもがいない夫婦はどのように考え、どんなことを実践していけば良いのでしょう。
考えようによっては、実は容易なことではないことであると気づきます。
子なし夫婦として最期を迎える覚悟
価値観が多様化しているとはいえ、結婚前のことを考えると簡単に離婚という選択肢を選びたくはないものです。
まだまだどこかで離婚という選択肢に罪悪感のようなものを感じてしまう自分がいるのも隠しきれません。
それでも夫婦それぞれが納得のいく人生を歩んだ方が良いと一方の頭では考えることもあります。
子育てをしている夫婦に囲まれている環境では、子なし夫婦ならではの心情を気軽に相談することができず不安が解消されない状態が長期化する状態に陥りやすいように思います。
考えることは大切なことですが、長く答えを出せず子なし夫婦の不安を抱えてしまっているのであれば次の確認事項を夫婦で確認してみると良いかもしれません。
人生の最期に後悔しない子なし夫婦の生き方のための確認事項
子なし夫婦としての方向性を合わせることがお互いに後悔しない生き方になるように思います。
これから挙げる確認事項を夫婦でしっかりと確認していけば、貴重な人生の時間を無駄にせず子なし夫婦だからこその生き方を実現できると考えています。
結婚継続の意思を確認
最初に確認すべき事項としては、子どもがいない状態で結婚生活を継続する意思がお互いにあるかをしっかりと確認すると良いでしょう。
センシティブな内容ですが、この点は夫婦でしっかりと確認しておきましょう。
どうしても子どもが欲しいという人で、選択肢によって子どもを持つ可能性があるのであれば「離婚」というのも捨てることができない選択です。
逆に子どもがいなくてもお互いが結婚生活を続けたいと望んでいるのであれば、夫婦の間でしっかりと意思の確認をしておくことが大切です。
子なし夫婦の最期の姿を確認
子なし夫婦で人生を過ごそうという合意が夫婦の中で確認できれば、最期の姿を夫婦で一緒に想像してみましょう。
あえて最期の姿と表現しているのは、子どもや孫に頼ることができない子なし夫婦の場合、葬儀や相続のことも含めて事前に考えておく必要があるからです。
相続のことで親しい人たちの関係性が悪化したり、嫌な想いをさせたくはないのでこの点も準備しておいた方が良さそうです。
最期の姿という表現が重いので「理想の姿」という表現も使います。
どんな子なし夫婦になりたいですか?
目指す姿を合意していないということは、方向性が異なるということなので再び離婚という選択肢が現れてきます。
「理想の姿」は一回の話し合いだけではなく、何度もゆっくりお互いに理解を進めることで築き上げても良いと思います。
少なくとも子なし夫婦として「理想の姿」を描こうという合意が取れているということですから。
実現するための手段の確認
子なし夫婦を継続しようという意思確認をし、目指すべき姿の合意が取れれば、次は実現するための手段を確認しましょう。
「理想の姿」を実現するためには何が必要でしょうか?
お金さえあれば実現するというものだけではないでしょう。
時間が必要であったり、経験が必要だったり、スキルが必要だったり。
たとえば、子なし夫婦の「理想の姿」が「オシャレなカフェを持つ」ということだとします。
立ち上げ資金や運営資金だけでなく、経験やスキル、資格も必要で、良い立地に出店するためには調査する時間も必要でしょう。
創り上げるまでのことだけを考えてしまいますが、跡継ぎがない場合はどんなタイミングで閉店させるかということも考えておく必要があります。
最期の姿ということです。
ただそうやって力を合わせて出来た「オシャレなカフェ」は子なし夫婦にとっての子どものような存在になるでしょう。
手段を継続するための仕掛けの確認
子なし夫婦の結婚継続を合意し、最期の姿を描き、実現するための手段を確認したら、あとは行動に移すだけじゃないかと思うかもしれません。
事前に手段を「継続するための仕掛け」を考えておく方が実現する可能性が高まるでしょう。
何事もやり始めることも大変ですが、それと同時にいかに継続するかが大切なことはご理解いただけるでしょう。
先ほどの「オシャレなカフェ」の場合だと、子なし夫婦の方向性を定期的に確認しあうために一週間に一度は気になるカフェに夫婦で訪れるというルールを「仕掛け」として決めておく良いかもしれません。
意識的に継続するための「仕掛け」を準備していかないと日々の色々なことに混ざってしまい、なかなか何かを継続させることは難しくなりがちです。
私たちの場合は、合言葉を決めて判断に迷うたびに意思決定の根拠にしています。
まとめ
平均寿命よりも「平均余命」の方が人生に限りがあることを深く実感させてくれるように思います。
縁があって結婚した子なし夫婦が目指す姿をしっかりと合意し、手段を考え、継続するための「仕掛け」を準備することで、人生の最期にお互いに笑っていられるのではないかと考えます。
多様化する価値観の中で子なし夫婦だからこそ実現できる姿になれるようにこれからも妻と歩んでいきたいものです。
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参考文献
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志