子どもについては男性よりも女性の方がしっかり考えているようだね
後悔しないためにも夫である男性もしっかり考えた方が良いよね
こんな人にオススメ
- まだ子どもがいない夫婦の人
- 子どもを持つか持たないか考えている人
- 夫が本気で考えてくれない人
このブログ記事にたどり着いて頂きありがとうございます。
「途次大志の備忘録」の執筆者で友人との子どもとも仲良くさせてもらっている途次大志(toji-taishi)です。
将来、後悔しないためにも子作りのことを夫婦でしっかり話し合いましょう。
私たち夫婦も結婚15年以上の子なし夫婦です。
まだ子どもが産める年齢の頃にもう少ししっかりと子どもについて真剣に考えておけば良かったかなと反省しています。
我が家だけでなく一般的に赤ちゃんについては妻である女性の方が真剣に考えていると感じています。
どうしたら夫である男性も妻と同じくらいのテンションで子作りのことを考えてくれるようになるのでしょうか。
夫にイライラがある妻の皆さんの参考になれば幸いです。
増加傾向の子なし夫婦
男性が論理的な生き物だとするならば、夫にはデータに基づいた話し合いへと持ち込んでみるのはいかがでしょうか。
客観的な数値の方が多くの男性にとっては理解が進み、真剣に考えようとするようになってくれるかもしれません。
「自然の成り行きに任せて」なんてのんきに考えている男性には理詰めで攻め込みましょう。
子なし夫婦
夫が「最近は子どもがいない夫婦も多いし、うちも赤ちゃんができたらできたで」と女性の身体のことを十分に理解せずに言ってきたのなら、まずは夫に同意してみましょう。
同意する際に数値のあるデータを夫と共有すると良いでしょう。
単純な夫は「ほら、そうだろう」と得意げにデータを眺めながら「社会の動向を熟知しているデキる男」に酔いしれます。
もし、データを見るのも面倒だという夫がいたら「子なし夫婦って何%くらいか知ってる?」とクイズ形式で聞いてみるのも良いです。
一般社会の質問に正解して自分の凄さを妻に褒めて欲しいのが夫である男性という生き物です。
子なし夫婦希望者
さらに夫を話し合いへとおびき寄せましょう。
「最近はもともと子どもを持ちたいと思わない独身の男女も増えているみたいだね」とデータを見せながら夫に問いかけてみましょう。
きっと夫は輪をかけて得意げに「最近は多様化の時代だからな、いろんな価値観が認められる世の中なんだよ」と三文字の漢字を交えながら、社会の流れという大きな話題にほいほいと乗っかってきます。
夫の自尊心が高まってきたと感じたら、普段なら相手にせず放っておきたい妻の気持ちをグッと押さえて「へぇー、よく知ってるね」と心にあろうとなかろうと口にしておきましょう。
会社の後輩や部下の話を得意げに夫は話し始めるでしょう。
夫が妻の策略にかなり食いついてきた証拠なので心の中で「はい、はい」と思っていても構わないので会社で頑張っている夫を尊敬する眼差しだけを向けておきましょう。
書籍の紹介
誰も教えてくれなかった 子どものいない人生の歩き方
夫を妻の策略に引き込み目的を達成するための理論武装に適した本を紹介します。
この「誰も教えてくれなかった子どものいない人生の歩き方」という本には夫が好きそうなデータに加え、子なし夫婦へのインタビュー記事や専門家の意見が網羅的に書かれています。
夫と子作りについて真剣な話し合いへと持ち込むための情報がたくさん書かれています。
たとえば、この本の独自の調査として「子どもがいない女性の意識調査」が行われ、その結果が著者であるくどうみやこさんの解説とともにわかりやすく提示されています。
この意識調査は子どものいない人生を歩む全国の28歳から61歳までの女性を対象に行われた調査です。
理屈っぽい夫のために調査の前提条件もしっかり頭に入れておくのも有効でしょう。
夫婦でしっかり話そう
ご紹介した書籍「誰も教えてくれなかった子どものいない人生の歩き方」の情報を夫を話し合いへと導く武器にする一例をご紹介します。
子なし夫婦の理由
書籍の中で紹介されている「子どもがいない女性の意識調査」のデータを私なりに解釈しグラフにしてみました。
子どものいない人生を歩む女性たちに複数回答で「子どもを持たなかった理由」を調査が行われています。
詳細な内容は書籍をお読みいただくとして12個の回答項目を私なりの解釈で「健康上」「経済的」「タイミング」「意思」の4項目に分類してみました。
各回答項目で得られた数値(%)を足し合わせ分類項目のポイントとしてグラフにしています。
4つの分類のキーワードは下記の通りです。
- 健康上:病気、不妊治療(男性女性含む)
- 経済的:経済的な負担
- タイミング:めぐり合わせ、チャンス
- 意思:育てる自信、価値観、仕事を優先、親の影響
グラフを見ていただくと、まずお気づきになるのが子どもを持たなかった理由として「経済的」な理由が思いのほか少ないことでしょう。
「健康上」の理由が「経済的」な理由に比べはるかに大きいのがわかります。
また「健康上」の理由と同程度で「タイミング」を理由に挙げている女性が多いことにも気づきます。
「健康上」も「タイミング」も本人だけではどうしようもない不可抗力に似た側面が多くあるように思います。
私たち夫婦の場合、不妊治療の末にコウノトリがやってきてれませんでしたが、もともと病気を抱えてらっしゃる方のことも考え合わせると、もし子どもができる可能性があるのなら夫婦でしっかりと話し合って決める重要さに改めて気付かされるでしょう。
4つに分類した子ども持たなかった理由の中で一番多かったのが「意思」として持たなかった理由です。
「意思」に分類した理由の中で一番多かった回答項目が「育てる自信がない」ということにも着目しておきたいところです。
「育てる自信がない」という回答にはいろいろな想いがあるように感じます。
もしこの回答の背景にパートナーである夫に起因する理由があるのだとすれば、やはり夫婦での話し合いの必要性が高まるでしょう。
夫も積極的に
ご紹介した書籍の著者も女性です。
子どもがいないこと、子どもを持つか持たないかを真剣に考えているのは女性が多いように感じます。
結婚前の男性と女性に「子どもを持ちたい理由」を調査した国立社会保障・人口問題研究所のデータをご紹介します。
男性と女性では以下の通り回答結果の順位が異なっています。
- 豊かになる
- 好きな人の子
- 自然なこと
- 豊かになる
- 自然なこと
- 好きな人の子
結婚前の男性も女性も共通して子どもを持つ理由として「豊かになる」という回答項目を1番多く選んでいます。
ただし結婚前の女性が子どもを持つ理由として2番目に「好きな人の子」を多く選んでいるのに対し、結婚前の男性は失礼ながら3番目になっています。
結婚する前の独身の頃に子どもを持つことへの男性と女性の差を示唆するデータです。
「やはり女性ばっかりあなたとの子どものことを真剣に考えている」とイライラする妻のお気持ちも理解できます。
少なくとも結婚前の男性は子どもを持つ理由を「自然なこと」とのんびりと構えているのかもしれません。
夫婦の意思確認
結婚前の女性は子どもを持つ理由として2番目に多かったのが「好きな人の子」でした。
ただ人は生きている間に考え方や価値観が変わっても不思議ではありません。
たとえば結婚前に「好きな人の子」と思っていたい女性が結婚して妻になると結婚前の男性と同じように「好きな人の子」という想いが3番目に後退してしまっています。
妻になって3番目に後退したことを責めるつもりはありません。
そのように妻を変えてしまった夫が悪いのでしょう。
そしてなにより大事なことは人の価値観は変わるということを改めて認識しておいたほうが良さそうです。
夫婦の価値観も同様に変化していくものだとしたら、まだ子どもを作る可能性がある夫婦は将来後悔をしないように今の間にしっかりと夫婦で話し合っておく必要があるという想いを強くしてくれるでしょう。
まとめ
夫である男性に比べ妻である女性の方がしっかりと子どものことを考えているように思います。
男性は妻の気持ちを受け止めて夫婦で話し合いを重ねることが未来のためにも大事なことなのでしょう。
仕事の忙しさを理由に話し合いに応じてくれない困った夫を抱えている妻の方はご紹介した方法であきらめずに取り組んで見られてはいかがでしょうか。
しっかりと夫婦で話し合った上で、子どもを持つのか持たないかはそれぞれ夫婦の価値観です。
仮に子なし夫婦を意思として持つ夫婦がいらっしゃればそれはそれで人生を楽しみましょう。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志