子どもがいない夫婦のことをネガティブに考えている人はいるのかな
いろいろな価値観があるから大事なのは夫婦の価値観だよ
こんな人にオススメ
- 自分で惨めだと感じている子なし夫婦
- 周りの人から心無い言葉を受けた人
- 子なし夫婦の価値がわからなくなった人
このブログ記事にたどり着いて頂きありがとうございます。「途次大志の備忘録」の執筆者の途次大志(toji-taishi)です。子どものいない夫婦が増えていて、さらに子なし夫婦希望の未婚者も増えています。子どもがいないことでネガティブな感情になっている人もいると思いますが、この理屈っぽい内容のブログ記事でネガティブな感情の原因を解明し、対処法を見つけ出せばポジティブな子なし夫婦になれます。
子なし夫婦はみじめで虚しい負け組なの?
子なし夫婦も希望者も増えている
これまでの「途次大志の備忘録」でもご紹介してきた通り、子なし夫婦は増加傾向にあり、子なし夫婦を理想とする未婚者も増えてきています。子なし夫婦が増えている理由は価値観の多様化や身体的な要因など様々なことが考えられます。
ネガティブな感情の子なし夫婦
子なし夫婦が増加傾向とはいえ、少数派なためまだまだ情報や社会整備が不足しているという現実があります。そんな中で「子どもを育てていない」、「育てたことがない」と負い目に感じている子なし夫婦もいるのではないでしょうか。私自身も結婚15年以上の子なし夫婦で、会社で後輩や部下を多く持つようになった時に子どもを育てた経験がないことを負い目に感じたことがあります。妻も友人たちに子どもが出来始めた後、同じような子どもがいないことに負い目を感じたようです。
理屈でポジティブな子なし夫婦になろう
このように子どもがいないことをネガティブに感じてしまいますが、いつまでも立ち止まっていても自分たちにも周りにも良いことはありません。感情的にネガティブに感じてしまうのであれば、理屈でポジティブに持っていけば良いのではないかと考えています。書籍やネットの情報で紹介されている子なし夫婦の内容の多くが女性です。女性が感情の生き物だとすれば、男性は理屈の生き物と言われることがあります。男も女も必要なように、感情も理屈もともに必要です。夫である男性の理屈っぽさを発揮して、ポジティブな子なし夫婦になるために論理的(!?)に考えていきます。
子なし夫婦をポジティブに考える対処法
なぜネガティブに感じるのか?
ポジティブに子なし夫婦を過ごすために、まずはネガティブに感じる原因を表にして整理しておきましょう。夫婦の「希望」と「結果」という視点で考えます。もともと子どもが欲しくない、産みたくないという希望の夫婦が結果として産まれなかったならば希望通りなので、子なし夫婦であることにネガティブには感じないでしょう。ただし、夫婦の価値観とはすべて理屈通りに進むものではなく、若い頃は産みたくなかったけど年齢や環境の変化で産みたいと感じるようになるということは起こりうるので注意が必要です。
子なし夫婦をネガティブに考えてしまう人は、産みたいという希望がありながら結果として産まれなかったという分類に当てはまる人が多いのではないでしょうか。表にすると当然のように思われるかもしれませんが、しっかりと整理して考え始めることも大切だと考えています。さらに言えば、この産みたくて産まれなかった夫婦がネガティブに感じてしまうのは、ある意味では当然だということをしっかり理解し、必要以上に自分たちを攻める必要がなく、負い目を感じる必要がないということをしっかりと夫婦で共有することが重要なのだと思います。
誰がネガティブに感じているのか?
次に誰が子なし夫婦であることをネガティブに感じているのか?という点を考えていきましょう。
惨めで虚しい負け組なんて誰が言ったのでしょうか?
自分ですか?他人ですか?
この場合の「自分」というのは夫婦二人の価値観という意味、「他人」というのは夫婦以外の人たちという意味です。
ネガティブな感情の持ち主から4つのタイプに分けて考えていくことにしましょう。
- タイプA:自分は惨めに感じておらず他人も感じていない
- タイプB:他人は惨めに感じていないが自分が感じている
- タイプC:自分は惨めに感じていないが他人が感じている
- タイプD:自分も他人も惨めに感じている
あなたはどのタイプに含まれていますか?
あなたはどのタイプに当てはまるのでしょうか。もし夫婦の間でタイプが別れてしまうのであれば、まずは夫婦間の価値観を合わせていくことを考えなければなりません。ポジティブな子なし夫婦であるためにもしっかりと価値観の共有が大切なように思います。
次項ではタイプごとの対処法にご紹介します。
タイプごとの対処法
子なし夫婦がネガティブになりやすい原因を整理した上で、タイプを分けることで子なし夫婦が置かれている現状と環境を整理して考えることができるようになるのではないでしょうか。
タイプAの対処法
自分は惨めに感じておらず他人も感じていないならタイプA。このタイプに属している子なし夫婦は何の問題もなさそうです。もともと産まないという価値観の夫婦が親戚、友人、会社など周りの人からもネガティブな意見をあまり耳にすることが少ない環境なのでしょう。このまま子なし夫婦をさらにポジティブに進めていけそうです。
タイプBの対処法
他人は惨めに感じていないが自分が感じているならタイプB。整理することですでに対処法が見い出せているのではないでしょうか。このタイプに属している人は、単なる勘違いなのです。自分自身が惨めで虚しい負け組と思い込んでいるだけなのかもしれません。周りの人は感じていないのですから、よほど周囲に子どもがいないことで実害を与えてしまっているなら反省すべきですが、そんなこともほとんど無いでしょう。
ただ勘違いだと言われても、その勘違いを治す方法を知りたいものですよね。方向性としては子なし夫婦の自分たちだからこそ実現できることを二人で見出すことだと思います。関連記事が参考になれば幸いです。
タイプCの対処法
自分は惨めに感じていないが他人が感じているならタイプC。世の中には色々な人がいます。もともとの家族でも長く一緒に生活を伴にしていなければ価値観にズレが生じるかもしれません。まず大事なことは、今のまま惨めに感じないことを貫くことです。その上で、周りの環境を変える方法を探りましょう。
自分自身を変えるのも大変ですが、周りや他人を変えるというのは相当な努力と時間の掛かることです。家族や親戚、友人からの惨めに感じられているのなら、一旦、距離を置けば良いのです。周りの影響で夫婦二人が築き上げてきた価値観を崩されないようにしたいものです。
タイプDの対処法
自分も他人も惨めに感じているならタイプD。もっとも大変なのがこのタイプでしょう。対処法の結論から言うとタイプBとタイプCの両方を行わなければならないということです。タイプBのように周りの他人すべてが子なし夫婦のことを惨めだと感じているわけではありません。会う度にいつも「お子さんは?」と聞く方がいらっしゃいますが、決してその方から悪気があるようには感じません。むしろ私にはさほど関心がないのだなと思う程度です。
タイプBでご紹介した対処法を行った上で、さらにタイプCの対処法を理屈上では行わないといけません。タイプCでは環境を変えるという対処法です。勤務している会社で子なし夫婦を惨めに感じている人がいる場合は、環境を変えたり、一旦、距離を置くということも容易ではありませんが、それでも最終的には逃れる方法を探った方が良いでしょう。住んでいる場所に子どものいない夫婦を惨めに感じる人がいるならDINKS向けのマンションを検討するのも良いかもしれません。私たち夫婦もDINKS向けマンションに暮らしていて居住者同士で仲良く過ごさせていただいています。
まとめ
子なし夫婦が抱えるネガティブな感情を理屈で整理してみました。感情や情緒は子なし夫婦の結婚生活を続けていく上で非常に大切な存在です。その一方で感情面で苦しいと感じる時は都合よく理屈を引っ張り出して快方へと向かわせることも大切なように感じます。感情と理屈の関係のように、タイプBだった子なし夫婦の私たちもこれからもポジティブに過ごしていくことができればと感じています。存在意義に疑問を持ち始めた子なし夫婦が希望を見出していく物語、短編小説「水先案内人」もよろしければご一読下さい。
執筆作品 すべて登録不要で無料で お読みいただけます! 数ページの短編小説ばかりなので すぐに読み切れます!
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志