10年以上の外資系企業勤務の経験からvipabcを評価してみよう
ビジネス英会話においても2010年というのがひとつの転換期なのかもね
こんな人にオススメ
- 外資系企業に興味のある人
- ビジネス英語が必要になりそうな人
- vipabcに興味のある人
海外とのビジネス
外資で10年以上
外資系の商社とメーカーでマネージャーという立場も含め10年以上働いてきました。
日本での通常業務ではメールやテレビ会議で海外の人たちと業務の打ち合わせをし、必要に応じて海外出張に赴き直接打ち合わせを行います。
以前はオンライン英会話自体がなくvipabcのようなEdTech(エドテック)という英語学習方法が身近ではなかったので、正直、これから英会話を身に着けようとする人たちの方が有利だと感じます。
vipabcを体験
オンライン英会話vipabcを体験しました。
利用用途が広いスカイプとは違いオンライン英会話専用に造られた通信システムというのは、英会話学習におけるちょっとしたこと、たとえば聞き逃した事に対して講師にもう一度発音してもらうなどのことが機能として備わっていたり、なんでも専用のものというのは意味があるなと感じました。
実際にvipabcの無料体験をした詳細については別途まとめていますので、ご興味のある方はコチラをご参照ください。
そもそもvipabcというオンライン英会話を初めて聞いた!という人はvipabcという会社が実在するのかを確かめに行った際のことをまとめていますのでコチラをご参照ください。
ビジネス英会話として
EdTech(エドテック)に基づいたオンライン英会話vipabcの英会話学習法に共感したので、ビジネスにおいてどんな点が向いていそうか?ということを生徒さんたちの評判をもとにまとめたのものを記事にしました。
「ビジネスパーソンにおすすめのオンライン英会話vipabc」の記事ではあくまで私以外の生徒さんの多くが感じていらっしゃる点をまとめたので本記事では私自身の海外とのビジネスでの経験に基づいてがvipabcでビジネス英会話学習として良い点について紹介したいと思います。
日本の立ち位置
2010年
アジアで一番の経済大国は日本でした。
2009年まで日本のGDP(国内総生産)はアメリカに次ぐ第2位でしたが2010年にはアメリカ、中国に次ぐ第3位になりました。
日々の仕事において大きな話に聞こえるGDPのランキングなんて関係ないでしょと思われるでしょう。
ましてや英会話学習と関係ないでしょと思われるかもしれません。
世界でモノやサービスを展開している企業で働いているとそういう訳にはいかないのです。
ましてや本社機能が日本以外にある外資系企業に勤める者にとってはこの2010年は大きな転換期でした。
中国という存在
例として欧州で製造された商品を日本市場に販売する商社で紹介します。
2009年まではアメリカに次いで日本は世界で第2位のGDPでした。
単純に言えば欧州の商品を世界に売ろうとした場合、日本は世界で2番目に多く売れる国です。
しかもアジアではトップの日本です。
日本市場にたくさん売るために商品の改良を欧州に依頼した場合、世界で2番目の市場をもつ日本の要求は比較的すんなりと受け入れてくれるでしょう。
日本市場に合った商品の改良をすることで世界第2位の日本市場での販売が促進されると欧州のメーカーも考えるからです。
しかし時代は変わりました。
2010年に中国のGDPが世界第2位になり、2017年の中国のGDPは日本の約3倍です。
このような状況になると、日本市場のための商品改良の提案よりも、市場規模が約3倍の中国のための商品改良の提案を欧州は比較的すんなりと受け入れることになります。
なにせ中国市場に合った商品の改良を行うことで日本市場の約3倍の販売の促進が見込めるからです。
日本市場に合った商品の改良を欧州メーカーに受け入れてもらうためには2009年以前と同じスタンスで交渉をしていてはうまく進まないのは容易に想像していただけるでしょう。
インドという存在
GDPの世界ランキングがアジアのトップの座を中国に譲ったのが2010年でした。
アジアでは中国だけでなくインドもGDPの世界ランキングを上げています。
2011年にGDPが世界の第10位だったインドは2017年は第6位に上ってきました。
アジアで見ると2009年までアジアNo.1だった日本が2010年に第2位になり、やがてインドに次いで第3位になるのでしょうか。
日本市場が他のアジア市場と比較して小さくなればなるほど交渉は大変になるでしょう。
このように2010年を機に日本人に求められるビジネス英会話も変化したと言えるかもしれません。
ビジネスの場面では2009年以前とは違う日本の立ち位置が生まれました。
国籍の偏りがない
オンライン英会話vipabcがビジネス英会話学習に良い点として「講師の国籍に偏りがない」という点を挙げました。
訛りを理解
述べてきたように2009年とは違う日本の立ち位置でビジネスを進めることが求められるようになりました。
既に海外の人たちと英語で交流のある方にとっては「あるある」だと思いますが各国の方々特有の英語の特長があるものです。
「ドイツの人たちからのメールにはたまにウムラウト(ドイツ語)がまじる」
「中国の人たちの独特の英語の言い回しが理解しづらい」
「インドの人たちの独特の発音が聞き取れない」
「イタリアの人たちの英語はどこかカッコよく感じる」
「アメリカの人たちはイギリスの人たちに比べて早口で省略が多い」
2009年以前であればこんな「あるある」を悠長に話していても日本市場を大事に考えてくれていましたが、中国、インドの勃興によって状況は変わりました。
こうした各国特有の訛りも理解する必要があります。
「あるある」を楽しんでいた頃が懐かしいです。
キャラを理解
このようにもはや世界のいろんな人たちと打ち合わせをしたり、メールを交換したりして仕事を進めていく必要が出てきました。
日本人同士での仕事の進め方でも同じように、一緒に業務に取り組む人たち一人一人のキャラクターを理解した方が仕事はうまく進めやすいです。
そのためにはもちろん英会話力も必要ですが、各国ごとに習慣的な思考方法も理解しておいた方が有利です。
たとえば日本では大学を出た新入社員は会社に入社して3年くらいは見習いのような立場が許されますが、私の知る欧州や米国では新入社員も中途社員も見習いとしての期間の差はありません。
新入社員にしろ社会経験のある中途社員にしろ、せいぜい3ヶ月か6ヶ月程度で会社特有の仕事内容を学べば通常社員と同等の評価を受けながら会社生活を送ることになります。
こうした商習慣などの違いからくる個人のキャラクターも各国に違いがあるのでそれらを事前に理解しておくためにも様々な国の人たちと話せる機会は貴重です。
同士を募る
2010年にGDPが世界第3位に落ちた日本です。
今後も順位が下る可能性もあります。
日本市場に合った商品開発や商品改良を求めるためには、日本市場だけでの販売促進だけでは既に難しい状況です。
こうなると他の市場、もちろんアメリカや中国などの市場と合わせて販売促進の可能性をデータにして提案するという方法も必要になります。
もしくは他のGDPの小さい国々を合算して大きな市場として提案するという方法もあります。
いずれにしろ日本市場の販売促進のための要求を受け入れてもらうためには日本単独では難しく他の国々の同士を募り力を合わせる必要があります。
相手のキャラクターを理解した上で互いの市場での販売促進をゴールに交渉を進めていく作業です。
もはやビジネス英会話に求められるのは「英語が話せる」という単純なものではなくなっていることにお気づきいただけるでしょう。
日本のビジネスパーソンが「英語が話せる」だけでもなんとかなった時代が2010年に変わってしまったということかもしれません。
まとめ
GDPの世界ランキングがビジネス英会話の学習に与えた影響について実体験をもとの紹介しました。
ここでは個人的にビジネス英会話の学習法として共感したvipabcを取り上げました。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志