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ぴよぴよ

親の望む介護をしてあげたいけど仕事を抱えながらだと難しそうだね


みかんみかん

親の病状や希望によって介護のカタチも大きく変わるみたいだね

このブログ記事にたどり着いて頂きありがとうございます。

「途次大志の備忘録」の執筆者の途次大志(toji-taishi)です。

高齢の親に介護が必要になった時、親に「満足」とまでは言わないまでも「納得」のいく介護を受けさせてあげられるようにするには、どうすれば良いのでしょう。

糖尿病からすい臓がんを経て、最終的には脳梗塞を併発し、右半身の自由が奪われ「全介護」が必要になった私の父の自宅療養の経験を踏まえると、私一人で仕事を抱えながら介護をするというのは無理だっただろうなと思います。

「要介護5」の認定を受けた父が、自宅で少しでも安心して療養の日々を過ごすことができたのは、私の母の懸命な付き添いと、訪問で来てくださった医師、看護師、介護士、理学療法士、医学療法士、薬剤師、ケアマネジャーなどの多くの人のお力があったからこそだと感謝とともに実感しています。

「高齢の親の介護」と一口で言っても、患者である親自身の考えや希望、それに患者の病状や必要な介護の度合いによって、療養する場所の選択や介助する側の負担も大きく異なることを経験しました。

親が望む介護を実現するためにも介護に関わる「情報を収集」するとともに「専門用語に耳を慣らす」ということが必要なことを、父の2度の入退院と自宅療養を経て感じています。

仕事を抱えながら親の介護をするために必要なこと!

親がいつかは高齢者になり、多かれ少なかれ介護が必要になるであろうことは覚悟をしていたものの、突然やってくる現実に何からどのように対処すれば良いのかわかりません。

少なくとも私はそうでした。

ましてやサラリーマンなど、どこかの会社に勤務している身では、時間の自由が制限され、どこまで親の望む介護を子として用意してあげられるか不安になります。

介護についての情報を集める!

仕事でも同じだと思いますが、新しいプロジェクトを立ち上げる時には関連する情報を集めることから着手するのではないでしょうか。

ただ、私が実際に親の介護に直面した際に感じたのは「介護についての情報収集が難しい!」ということです。

もちろんネット検索で介護に関する情報を調べることができますが、それでも情報の理解が難しいと感じたのは「介護の全体像がなかなか掴めなかった」からです。

患者の希望や病状によって、介護で過ごす場所もやり方も異なることを父の療養を通じて実感しましたが、とはいえ、介護や医療関係者に直接お聞きしてもなかなか「介護の全体像」を説明してくれる人に出会えませんでした。

「介護の全体像」と言っても、それこそ人によって、状況によって求めるものと認識は異なるでしょう。私の場合、下図に示したような全体像の一例を親の介護に直面した時に理解しておきたいと感じました。

001療養する場所

父が緊急入院した急性期病院で「今後の介護について家族で決めて下さい」と入院当初に言われたものの、どのように考えていけば良いのかさえ把握していませんでした。

ざっくりとした全体像の一例として、図に示した通り、入院中の急性期病院を退院した後には大きく3つの異なる「療養する場所」の選択肢があるという理解をすると考えやすかったです。

急性期病院退院後の療養する場所
    1. 回復期・慢性期病院に転院
    2. 自宅(居宅)療養と通所型施設利用
    3. 特養・老健などの滞在型施設利用

急性期病院退院後の療養する場所の1つめとして、比較的長期間の療養が可能な回復期病院や慢性期病院と呼ばれる他の病院に転院するという選択肢があります。

2つめの選択肢は自宅(居宅)で療養しながら、状況に応じてデイサービスやデイケアを利用するという選択肢です。

3つめの選択としては「特養」や「老健」と呼ばれる長期間滞在できる施設で療養するという選択肢があります。

図に示した全体像について、もしかしたら口頭で病院の方が説明されたのかもしれませんが、なにせ緊急入院で私も家族も動揺していたせいもあり、結果として全体像が理解できず不安に感じていた記憶があります。

なお、この図を自作し全体像の一部を理解ができたのは、様々な手段で情報を収集し自分なりに整理できた後のことでした。

専門用語に耳を慣れさせる!

初めて高齢の親の介護に直面した人にとって、本文のこれまでに登場した専門用語に多少引っ掛かりながら、お読みいただいていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「全介護」「要介護5」「理学療法士」「医学療法士」「ケアマネジャー」「急性期病院」「特養」「デイケア」??

耳にしたことがあるような用語ながら、介護の実体験がないとなかなか理解が進まないのではないでしょうか。

介護の現場で使われている用語はこの他にもたくさんあります。

たとえば「退院前カンファレンス」や「清拭(せいしき)」など、漢字を交え文字として接すればともかく、口頭で話されると慣れていないと混乱ばかり増えてなかなか理解が進みません。

さらに、用語を略して使用されることも多いです。

たとえば「訪問看護師」のことを「訪看(ほうかん)」と略して話されたり、「ホームヘルパー」を「ヘルパー」と話されると、一瞬、頭の中で「ホームヘルパー」と「ヘルパー」は違うのかな?という引っ掛かりができてしまいます。

他にも、たとえば「看護師」と言っても、誰が発したかによって意味が変わってくることもあります。

病院など医療関係の人が使えば病棟にいる「看護師さん」のことですが、介護関係の人が使えば「訪問看護師」のことを意味することが多く、それらはいずれも音としては同じ「看護師」という表現をされます。

親や家族の希望を聞いておく!

このように親の望む介護を準備するためには、情報収集をしながら専門用語と用法に耳を慣らしていきながら「今後の介護」の意思決定をしていかなければなりません。

緊急入院で家族が動揺した中で、医療保険制度や介護保険制度など熟知していない情報にさらされながら、いつ急変するともわからない患者の病状に心が落ち着かない状態での意思決定は精神的にも大変なことです。

幸い、私たち家族の場合は、父が高齢であったことと持病の糖尿病があったことで、事前に療養や介護について親の希望を確認してありました。

私の父の場合、「自宅または通い慣れた病院で療養し、大きな痛みの伴う治療は行わない」という親の意思を予め文書にして保管しておきました。

この明確な父の意思確認が、緊急入院時だけでなく、その後の入退院や自宅療養での細々とした意思決定に大きな効果を発揮しました。

たとえば、すい臓がんから脳梗塞を併発した際も、大きな苦痛を伴い兼ねない放射線治療を「実施しない」という家族の判断に自信を持てたのも、この事前の父の意思確認があったからこそスムーズに進んだのだと思います。

まとめ

私の父の介護の経験を通じて「仕事を抱えながら親の介護をするために必要なこと!」として3つに整理してみました。

仕事を抱えながら親の介護をするために必要なこと!
    • 介護についての情報を集める!
    • 専門用語に耳を慣れさせる!
    • 親や家族の希望を聞いておく!

親の介護をスタートアップするには、この3つのことが必要であると感じてはいるものの、親がまだ元気に日常生活を送っている間に予め備えておくというのは実際には難しいと思います。

特に「介護についての情報を集める!」と「専門用語に耳を慣れさせる!」というのはセットであり、親の病状によっても必要な集めるべき情報と専門用語が異なるでしょう。

ただ、この3つの中でも、親と普通に会話ができる間に「親や家族の希望を聞いておく!」は確実に済ませておいた方が良いと思います。

さらに言えば、親の健康状態によって親自身の意思が変化することもあったため、お盆や年末年始の帰省時など、ある程度、定期的に再確認し更新しておくと良いと思います。

親の入院時や自宅療養中は、介助する側も精神的にも肉体的にも気づかぬうちに疲労してしまいます。そのような状態の中で、命に関わる大切な意思決定をしていかないといけないのが介護の難しい点の一つかもしれません。

「親や家族の希望を聞いておく!」ことが、そうした中で、自分や家族を助けてくれ、結果的に親が望む介護を提供できるように感じています。

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