鹿児島県のJR志布志駅ってどんな感じなんだろう?
運行本数も限られているから予めどんなところか知っておきたいね
こんな人にオススメ
- さんふらわあ志布志大阪航路を徒歩で利用する人
- 志布志港下船後に宮崎方面を目指す人
- オリジナルの旅行ルートで楽しみたい人
このブログ記事にたどり着いて頂きありがとうございます。「途次大志の備忘録」の執筆者で行ったことのないところに行きたい途次大志(toji-taishi)です。
旅することが好きな人の中にはツアーやパックの決められたルートでは飽き足らず、自分だけのオリジナルの旅程を発見し実践したいという人も多いのではないでしょうか。そして出来る限り効率よく、なるべく安く旅することで訪問地で得られる感動に加えた満足感を味わいたいと思うものでしょう。そんなオリジナルのルートの実践では、旅程の完遂にリスキーな場面が生じるものです。
大阪港からフェリーで志布志港(鹿児島)へ、北上して延岡(宮崎)、別府(大分)を巡り、別府港から再び大阪港へと巡るオリジナルのルートの実践においてもリスキーな場面がありました。
JR志布志駅周辺はこんな感じ
JR日南線の終着駅である志布志駅とはどんな感じの場所なんでしょう。大阪港からのフェリーさんふらわあが志布志港に到着し、宮崎方面へ北上しようとするには地図を眺めている限りで、このJR志布志駅が鍵となりそうです。
志布志駅
JR志布志駅は小さいながらもきれいに整備されていました。駅前にはタクシーが数台待機していたので利用者も時間帯によっては多くいらっしゃるのかもしれません。志布志駅からは鉄道だけでなく鹿児島方面、垂水方面へ向かうバスがあり、駅舎の近くにはバス停がありました。
志布志駅前
私たちが訪れたのは平日の朝の10時前だったせいか志布志駅前は交通量も少なく、静かな街でした。駅の目の前にはショッピングセンターがあるくらいで大きな建物もなく空が広々と感じます。駅舎前には放浪の俳人である種田山頭火に関する案内板や記念碑が設置されています。
1日8本の時刻表
JR志布志駅は終着駅なので宮崎、油津方面へ向かう上り線のみです。時刻表を見ると1日8本の運行であるため、乗り遅れると大変でしょう。2019年現在、午前中は5:50、7:30、9:30の3本、午後は1:12、3:51、5:57、6:55、8:36の5本です。運行本数は少なくても、私たちのようなマイカーではなく徒歩で観光する者にとっては貴重な存在です。
さんふらわあ下船後の志布志駅への接続
マイカーやバイク利用ではなく徒歩利用で大阪港からのフェリーさんふらわあで志布志港に到着した乗船客向けに、鹿児島行きの高速シャトルバス「さんふらわあライナー」が用意されています。ただ宮崎方面へ向かう私たちのような場合、鹿児島方面へ迂回することなく志布志からそのまま北上したいものです。宮崎へとそのまま北上するための手段が志布志駅からのJR日南線です。
志布志港フェリー到着予定時刻
フェリーさんふらわあ志布志大阪航路が志布志港へ到着する時刻は曜日によって異なります。一方でJR志布志駅を出発する鉄道は運行本数も少なく、朝9時30分の後は午後1時12分まで4時間近く待たなければなりません。朝9時30分のJR志布志駅発の鉄道に乗るためにはフェリー到着曜日が土曜日以外の船便を選ばなければなりません。土曜日以外であればフェリーさんふらわあが志布志港に8時55分に到着し35分の接続時間があります。
下船開始時刻の存在
フェリーさんふらわあが到着する志布志港からJR志布志駅は距離にして約2kmなので徒歩で25分、車で6分の位置関係のようです。実際にフェリーさんふらわあに乗船して思い出したのですが、そう言えば「下船開始時刻」というものがフェリーを利用する際にはありました。到着時刻はあくまでフェリーが港に到着する時間であり、乗船客が下船を開始できるには10分程度後になります。フェリーさんふらわあが予定通り8時55分に港に到着した後、私たちが船を降りJR志布志駅へと向かい始めるのは9時5分で、9時30分にJR志布志駅を出発する鉄道まで接続時間は25分です。この時点で志布志港からJR志布志駅への移動は徒歩ではなくタクシーにした方が良さそうです。
フェリー内でタクシー手配
志布志港からJR志布志駅の移動はタクシーにすることにしました。志布志港でのタクシーの手配は予めフェリーさんふらわあ船内から行いました。船内の受付に相談すると志布志港で利用できるタクシー会社一覧の電話番号を教えてくれました。船内からタクシー会社に連絡し手配を完了させました。あとは予定通りフェリーが到着し、手配通りにタクシーが志布志港で待っていてくれれば25分の接続時間があれば9時30分志布志駅発のJRに乗れそうです。
低気圧により遅延!?
私たちが乗船した日は出航の日は天気が良かったものの、天気予報の予想通り次第に低気圧の影響で波も高くなってきました。少し嫌な予感がしましたが、雨も激しく船体が大きく揺れ始め、志布志港まであと1時間くらいのところで到着時刻が10分程度遅れるアナウンスが流れました。事前のアナウンス通り志布志港へのフェリー到着は10分遅れの9時5分で下船開始時刻は9時15分頃になりました。JR志布志駅発の鉄道の出発が9時30分、志布志港からJR志布志駅まで車移動で6分とすれば接続時間の余裕がなくなってきました。結果的には手配しておいたタクシーも志布志港にしっかりとスタンバイしてくれていたお蔭もあり、なんとか9時26分には無事にJR志布志駅に到着できました。
まとめ
今回、フェリーさんふらわあを志布志港で下船し15分の接続時間でJR志布志駅から予定通りの鉄道に乗車することができました。フェリーの利用時には到着時刻とは別に下船開始時刻があるということに加え、天候によりフェリーの到着が遅れる恐れがあることを考えると、結果的に単なる幸運だったと思うほかありません。フェリー下船後に宮崎方面に向かう場合は、こうした接続のリスクを避けて高速シャトルバス「さんふらわあライナー」を利用して鹿児島経由で迂回する方が安全策でしょう。もしくは接続が間に合わなかった場合はJR志布志駅周辺を3時間ほど観光するという代替案を旅程に加えておくことが現実的な策だと思います。
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