就活、お疲れ様です!
自信をなくすことなんてないよ!
こんな人にオススメ
- 就活に取り組んでいる人
- うまくいかず自信をなくしそうな人
- 元気になるきっかけが欲しい人
上を向いて歩こう
お疲れ様
就活に取り組んでいらっしゃるみなさん、お疲れ様です。
もしかしたら面接や試験が思うようにいかず落ち込んでいる方もいらっしゃるのかもしれません。
「あー自分は駄目だー」
そんなこと思う必要はまったくないですよ!
あなただけ
あなたの個性はあなただけ一人だけのものです。
どうか自信をなくすことなく上を向いて歩いていきましょう。
あなたにはまだまだたっぷり未来という時間があります。
合間に読書
就活の合間にでも自分自身を励ますためにも本を読んでみませんか。
面接の時間調整など本を読むチャンスと就活期間を捉えてみても良いのではないでしょうか。
「若者」と「就活」に関連する3冊を選んでみました。
いずれの著者もあなたの代わりになることはできなくても、私と同じくあなたを応援したい人ばかりです。
なぜ日本は若者に冷酷なのか
追い込む社会
著者の山田氏は以前「パラサイト・シングルの時代 (ちくま新書)」という本を出版し若者バッシング論者だと批判されたようです。
ただ著者はこのような状況に若者を追い込んだのは若者に大変冷たい日本の社会制度に他ならないと強調しています。
負のサイクル
就活に関して下記のようなサイクルが若者を苦しめていると書かれています。
- 努力しても報われるとは限らない
- 努力しなれければもっとひどい状況が待っている
- だから努力し続けなければならない
- その努力が報われるとは限らない
希望と絶望
希望と絶望の狭間で宙ぶらりんの期間を過ごすことを強いられている
「なぜ日本は若者に冷酷なのか」より引用
就活のつらさにくじけそうにな時は、こうした本を読んで俯瞰的に今の状況を確認してみてはいかがでしょうか。
就活を自分なりに頑張ってらっしゃるあなたなら、時にはいっそ他人のせいにしてしまって心をリフレッシュするのも良いかもしれません。
いずれにしろあまり思い悩まず、自分を必要以上に責めず、元気にご飯をモリモリ食べてください。
そんな若者がみな大好きです。
フリーターとニートの社会学
葛藤
この本は太郎丸氏など数名の社会学者が「フリーター」「ニート」というキーワードをもとに考察を深めた論文的構成で成り立っています。
大学で社会学を教える立場にある著者の太郎丸氏は就職先が決まらぬまま卒業していく学生を見送りながら葛藤があったようです。
押し付け
また「個人が経済的に自立しなければならない」という著者の価値観を学生に押し付けているのではないかという疑問を持つこともあったようです。
この本を読むことでなぜ今、あなたは正社員を目指して就活を続けているのか?という原点に回帰できるのではないでしょうか。
思うように進まない時は悲観的にならずスタートした頃の自分を冷静に見つめ直し目的を再確認すると良いかもしれません。
学問の役割
本著には学問について下記のように言及されていました。
大学で学ばれている皆さんの本業である学問は非常に価値のあることだと改めて気付かされてくれます。
学問はこういった事実の記述と因果連関の説明を通して人々のさまざまな判断に役立ちうる
「フリーターとニートの社会学」より引用
若者の戦後史
若者
この本は就活の合間にちょっと読むにしては少々ボリュームがある本かもしれません。
ただあなたが今の時代の若者であるように、いつの時代にも若者という存在はありました。
もちろん私にも若者と自他ともに言える時期はありました。
夏目漱石
本著にも冒頭で登場しますが夏目漱石の『それから (新潮文庫)』に出てくる長井代助をご存知でしょうか。
日露戦争後の軍需バブルの崩壊により、当時の東京帝国大学の卒業生でさえ学部によっては4割ほどが「職業未定又ハ不詳ノ者」だったようです。
そんな社会背景で描かれた夏目漱石の『それから』には「高等遊民」と称する長井代助が登場します。
高等遊民
「高等遊民」は優秀な頭脳を持ちながら定職に就かず自由に生きているように見えます。
現代のニートやフリーターのような存在に近いのかもしれません。
時代は変われども若者としての共通点を見出すことができるでしょうし、一方で今を含めた各時代の社会情勢という若者を取り巻く環境の相違点を見出すことができるでしょう。
まとめ
就活でつらい想いをしているかもしれないみなさんのような未来のある若者に向けて三冊の本を紹介しました。
どんなきっかけでも良いと思います。
就活は大変かもしれませんが、元気に前向きに歩んで頂ければそれで良いのだと思っています。
それが一番大事なことのように思います。
自分を責める必要なんてありません、むしろ自分をあたたかく励ましてあげてください。
腐る必要なんてまったくないです。
自分ひとりを責めることなく、ただただ顔を上げて歩いて行きましょう。
アラフィフの私もいつもそうやって自分を励まして歩いてきましたし、これからもそうやって歩いて行くつもりですから。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志