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自主防災委員会

ぴよぴよ

拡声器(メガホン)を防災グッズとして検討することになったけど選ぶ基準がわからないよ


みかんみかん

定格出力(W数)、機能、そして価格がポイントかな

こんな人にオススメ

  • 防災用の拡声器を検討している人
  • 町内会・理事会・自治会で活動している人
  • 自主防災に関心のある人

【自主防災委員会】用途に応じた拡声器(メガホン)の選び方

先日、近隣火災があり有害な煙が我々のマンションにも立ちこめました。

消防や警察の人も駆けつけ「窓を閉めて換気を止める」ことをマンションの全居住者に伝えなければならない状況となりました。

幸い甚大な被害は免れましたが、改めて防災委員会として拡声器(メガホン)の必要性を実感しました。

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何を基準に選べばいい?

拡声器(メガホン)の必要性を感じましたが、何を基準に選べばいいのかわからず調べることにしました。

調べていく中でTOA株式会社さんのサイトに拡声器(メガホン)の情報が見やすく提供されており、非常に参考になりました。

定格出力(W数)

拡声器(メガホン)を選ぶ際の一番のポイントがこの定格出力(ワット数)です。

この定格出力(ワット数)によって拡声器(メガホン)からの音声が届く距離が異なるようです。

タイプ 定格出力(W数) 音声通達距離
A.小型 10W以下 150m程度
B.中型 10W〜20W程度 300m程度
C.大型 30W以上 800m程度

定格出力(ワット数)に応じて音声が届く距離が異なり、小型、中型、大型と分類しています。

上記の表は、TOAさんのサイト情報を参考に私なりに定格出力(ワット数)と音声通達距離の関係をザクッとまとめたものです。

音声通達距離についてはJEITA(電子情報技術産業協会)の規格に基づいて定格出力との関係をより厳密に定めているようです。

自主防災委員会として拡声器(メガホン)を選定する上の情報ですので、とりあえず私なりのおおよその分類をこの記事では使用しています。

注意

定格出力(ワット数)とは別に最大出力(ワット数)がありますので選定の際にご注意ください。
ここでは定格出力(ワット数)をもとにしています。

機能

拡声器(メガホン)には用途に応じて様々な機能や仕様があります。

我々が感じた防災時に必要そうな機能は下記です。

  • 防滴性
  • サイレン音
  • 単3電池電源

災害時の屋外での使用を考えると防滴性は必要でしょうし、サイレン音も緊急時には役立ちそうです。

別の用途も考えて単3電池を我々はすでに備蓄倉庫に確保している関係もあり、できれば電池は単3が良いので条件のひとつとして加えました。

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値ごろ感

定格出力(ワット数)と機能に応じて価格が変わってきます。

拡声器(メガホン)を選定する際にくれぐれも注意しないといけないのは、ワット数と書かれている項目が定格出力か最大出力かという点です。

この記事では定格出力(ワット数)をもとにしています。

これまたザクッとした値ごろ感ですが、A.小型が1〜2万円程度、B.中型が2〜3万円程度、C.大型が4万円程度といった感じです。

個人ではなく共用としての購入であれば、タイプによる大きな価格差はないように感じます。

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A.小型

TOA製ER-1106S

ER-1106S仕様

防滴性(IPX5)、サイレン音、単3電池電源の仕様を満たしています。

  • 定格出力:6W
  • 音声通達距離:250m
  • 重量(電池別):680g
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小型の用途

定格出力10W以下の小型拡声器(メガホン)は、軽量で音声通達距離も短いので以下のような使用が想定できます。

  • 災害時に廊下からの各戸への呼びかけ
  • 災害時に居住者が集合したフロント前
  • 平時の防災訓練などイベントでの使用
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B.中型

TOA製ER-115S

ER-1115S仕様

防滴性(IPX5)、サイレン音、単3電池電源の仕様を満たしています。

  • 定格出力:6W
  • 音声通達距離:315m
  • 重量(電池別):680g

中型の用途

定格出力10Wから20W程度の中型拡声器(メガホン)は音声通達距離が300m程度期待できるので以下のような使用が想定できます。

  • 災害時に廊下からの居住者全体への呼びかけ
  • 災害時の階をまたいだ連絡
  • 災害時の300m程度のやりとり
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C.大型

TOA製ER-2130W

ER-2130Wの仕様

防滴性、サイレン音、単3電池電源の仕様は満たしていません

  • 定格出力:30W
  • 音声通達距離:800m
  • 重量(電池別):3,600g(3.6kg)

なおサイレン音ではなくホイッスル音の機能があり、電源は単1電池です。

大型の用途

定格出力30Wの大型拡声器(メガホン)は我々が感じた防災時に必要そうな機能は備わっていませんが、音声通達距離が800mというのは魅力的です。

マンションの端から端でのやりとりや、救助を求める時などを想定すると使用する場面があるかもしれません。

多言語タイプ

調べている中で拡声器(メガホン)に翻訳機能がついたものも見つけたのでご紹介しておきます。
我々のマンションでも海外からの居住者もいらっしゃいますので、確かに多言語対応の拡声器(メガホン)というのも魅力的です。

まとめ

先日の近隣での火災の煙被害の際には、マンション内の階をまたいでのやりとりに拡声器(メガホン)の必要性を感じました。

この点で考えるとB.中型の拡声器(メガホン)があれば役に立ってくれそうです。

一方で、廊下から各戸(各住居)への呼びかけにはマンション内を走り回りながらの作業となるため少しでも軽いA.小型の拡声器(メガホン)の方が良いかもしれません。

調べた本記事をもとに我々も自主防災委員会で検討したいと思っています。

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志

Title toji-taishi-no-bibouroku途次大志のプロフィール紹介

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