お彼岸ってなんとなくしかわからないね
由来と意味を知ると短編小説『多伎うみ』がさらに楽しめるよ
こんな人にオススメ
- 島根県にゆかりのある人
- お彼岸の気分にひたりたい人
- 古くから大事にされていることを大切にしたい人
春分の日と秋分の日のお彼岸ってなんとなく理解したつもりで過ごしてしまいます。
恥ずかしながら私も改めて調べてみることでお彼岸の大切さを少しは理解できたような気がします。
お彼岸って?
お彼岸ってどういうことなのでしょう。
考えてみれば「彼の岸」ってどういうことなのだろうと思います。
情報リソース
お彼岸についてネット上を調べていると「日々是活き生きー暮らしの歳時記(以後は「暮らしの歳時記」と略す)」というページで彼岸について詳しく書かれていました。
ちなみに「歳時記」と言えば俳句をするときに季語を調べるのに使った記憶があります。
毎年、春分の日と秋分の日を中日として前後3日をあわせた期間を「彼岸」とされているようです。
また春分の日の彼岸が「春彼岸」、秋分の日の彼岸が「秋彼岸」と呼ばれています。
由来
「暮らしの歳時記」によると「彼岸」について下記のように記載されていました。
春の種まきや秋の収穫とも結びつき、自然に対する感謝や祈りがご先祖様に感謝する気持ちにもつながって、お彼岸は大切な行事
お彼岸にはお墓参りに行くという印象の方が多く、もともとは自然に対する感謝や祈りが発端だったようです。
春分の日の春彼岸では自然をたたえ、秋分の日の秋彼岸ではご先祖様をしのぶというのがそもそもの由来のようです。
意味
小学校で習った通り、春分の日も秋分の日も昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。
仏教ではあの世とこの世の間には海があると考えられているようです。
我々のいる迷いや煩悩に満ちたこの世を「此岸(しがん)」と呼び、方角としては東にあるとされています。
一方、この世の東の反対側、つまり西にあるのが「彼岸(ひがん)」と呼ばれるあの世のことを意味しています。
春分の日と秋分の日は太陽は真東から昇り真西へと沈んでいくのであの世(彼岸)とこの世(此岸)が最も通じやすくなると考えられ、ご先祖の供養が行われるようになったということです。
ぜひ御一読を!
お彼岸がご先祖の供養の期間として大切にされてきた由来や意味を少し理解していただけたのではないでしょうか。
沈みゆく夕陽を眺めるというのは西の遠くにあるあの世(彼岸)に想いをはせるという行為なのでしょう。
お彼岸にまつわるこれらの事柄が夕陽を眺めると人は物思いにふける理由なのかもしれません。
短編小説
先祖供養と太陽の関係をご理解いただいた上で短編小説『多伎の海に今日も夕陽が沈んでいく』をお読みいただくとより楽しんでいただけます。
登録作業もなく表紙絵をクリックすれば無料でいつでもお読みいただけます。
短編小説なので数分で完読していただけます。
祖父の危篤の知らせを受けて妹と母と伴に島根県の多伎(たき)町の病院へとやってきた主人公・大倉の物語です。
夕陽の名所としても知られる多伎町の夕陽を病院横の砂浜から眺めながら大倉は祖父との記憶に想いをはせます。
執筆回顧
この『多伎の海に今日も夕陽が沈んでいく』という作品はネット上でも多くの感想コメントをいただいた作品です。
改めて感想コメントをお送りいただいた方々に感謝を致します。
感想コメントの中には主人公の大倉と同じような想いをされた方から深い共感の内容が寄せられました。
この作品の着想の原点は実は私が新幹線から見た夕陽でした。
自宅から見慣れた夕陽とは違い新幹線から見た夕陽はある意味、新鮮な刺激を私に与えてくれたのでしょう。
この夕陽に照らされたオレンジ色の空をぼんやりと眺めていると亡き祖父のことを思い出しました。
お彼岸の意味がはるか西の海の先にあるあの世へ沈みいく太陽と関係していることを知り本作品をお読みいただくとより楽しんでいただけるのではないでしょうか。
あなたも先祖代々からの大事なものを大切しなければならないと思われたのではないでしょうか。
家を大切に
お彼岸の由来と意味を知り、短編小説『多伎の海に今日も夕陽が沈んでいく』をお読み頂ければ毎年の春分の日と秋分の日を迎える心持ちも少し変わるかもしれません。
日本の古い時代から大切されてきたこのような風習は大切にしたいものです。
お彼岸にはあの世とこの世が通じやすいということはあの世からこの世を容易に見られてしまうということでしょうか。
まずは家中の掃除から始めてご先祖様にも見ていただきましょう。
そのように思われた方も多いのではないでしょうか。
家中をキレイにして万全な形で春分の日と秋分の日を迎えたいものです。
まとめ
春分の日と秋分の日の「彼岸」の由来と意味を知ることにより短編小説『多伎の海に今日も夕陽が沈んでいく』をもっと楽しんでいただけたのではないでしょうか。
天災に見舞われることが多い日本だからこそ自然に向き合いそして感謝することが大切なのでしょう。
そんな自然と向き合ってきた先祖にも感謝をしあの世とこの世が通じやすいお彼岸には日頃おろそかにしていることにしっかりと取り組んで優しい心でこの世を過ごしたいものです。
その他にも短編小説をご用意しています。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志