WordPressのために初めてレンタルサーバーを検討する際、どういった点が比較のポイントなのかわからないものです。専門用語に慣れていない初めての人にとっては、比較しようにも雲を掴むような心持ちでしょう。
ここではレンタルサーバー3社のランディングページ(サイトの一番最初のページ)に記載された項目を整理することで、レンタルサーバー選びの抑えどころを掴むことができます。
こんな人にオススメ
- レンタルサーバーを検討している人
- WordPressを始めたい人
- BtoCマーケティングに興味がある人
レンタルサーバーのランディングページの情報を整理すると・・・
レンタルサーバー選びのポイントが見えてきたよ
今回、WordPressを始めるためにレンタルサーバーを検討するという視点で、レンタルサーバー3社のランディングページ(またはトップページ)に記載された項目を整理します。
レンタルサーバー選び
比較するポイントとは
初めてレンタルサーバーを利用する人にとって、どこが比較のポイントで、自分に合ったレンタルサーバーを選ぶためにはどういった点に着目した方が良いのかはなかなかわからないものです。
ランディングページは雑誌で言えば表紙のような存在で、表紙にはPRすべき項目が必ず記載されているものです。
そこでレンタルサーバー3社をピックアップし、その3社がランディングページで共通して記載している項目を整理することで、レンタルサーバー選びのポイントが見えてくるのではないでしょうか。
3社が共通して記載する項目
絶対に押さえたいポイント
2社が共通して記載する項目
押さえておきたいポイント
1社が独自に記載する項目
オリジナルの強力ポイント
絶対に押さえたいポイント
3社すべてがランディングページに共通して記載している項目は、いわばレンタルサーバーという商品をPRする上で絶対にはずせない項目であるということでしょう。
X社 | S社 | K社 | |
1.容量 | ◎200GB〜 | ◯100GB〜 | △20GB〜 |
2.WordPress対応 | ◯対応 | ◯対応 | ◎インストール済 |
3.PHP | ◯PHP7/5 | ◯ | ◯PHP7/5 |
4.SSL | ◯無料 | ◯無料 | ◯無料 |
5.転送量制限 | ◎無制限 | △80GB/日 | ◯200GB/日 |
6.バックアップ | ◯RAID10 | ◯RAID10 | △10GBまで無料 |
7.Webフォント | ◯モリサワ | ◯モリサワ | ◯モリサワ |
8.初心者対応 | ◯サーバーとは | ◯初心者講座 | ◯マニュアル |
9.サポート体制 | ◯24時間365日 | ◯よくある質問 | ◯サポートセンター |
10.月額料金(税別) | △900円〜 | ◯477円〜 | ◎400円〜 |
上記の9つの項目は、レンタルサーバー3社すべてのランディングページに記載されていた項目です。
レンタルサーバーを運営する企業にとって、上記の点は絶対にはずせないポイントであることが想像できます。
つまりレンタルサーバーを検討する消費者にとっても比較する上で必須のポイントであるということでしょう。
押さえておきたいポイント
X社 | S社 | K社 | |
ストレージ | ◯SSD | – | ◯SSD |
FTP | ◯アカウント無制限 | – | ◯接続可能 |
マルチドメイン | ◎無制限 | ◯100個 | – |
メールアカウント | ◎無制限 | ◯別途1,029円/年 | – |
サーバー稼働率 | ◯99.99%以上 | ◯99.99%以上 | – |
独自ドメイン取得 | ◎1,500円/年〜 | ◯1,715円/年〜 | – |
無料お試し | ◯10日間 | ◎14日間 | – |
料金プラン | – | ◯5種類 | ◎7種類 |
レンタルサーバー3社のうち2社がランディングページで記載している項目は上記の通りです。
これらの項目も比較する上で3社の共通項目に次いでポイントとなる点になるでしょう。
オリジナルの強力ポイント
レンタルサーバー3社の社名はアルファベットの略記でしたが、3社のうちその1社だけがランディングページで記載していた項目、つまりオリジナルの強力ポイントともに社名を紹介します。
XSERVER
キャッチフレーズ① | 高速・多機能・高安定性 |
キャッチフレーズ② | 高品質なサーバーを手頃な価格で提供 |
キャッチフレーズ③ | 高速性能と負荷耐性を追求した環境 |
Mod_pagespeed | ファイルを圧縮して通信を最適化! |
Xアクセラレータ | 独自開発の高速化・アクセス数拡張機能 |
サブドメイン | 無制限 |
F-Secure | ウィルス駆除 |
その他 | 性能に記載 |
エックスサーバーはやはり高品質なサーバーであることがうかがえます。
ランディングページには品質に関する記載が非常に多く、正直、専門用語も多いです。
確かにランディングページを見る限りでは、専門用語が多いせいか初めてWordPressに挑戦する人にとっては心配になりますが、しっかりと初心者向けにも対応してくれています。
SAKURA
キャッチフレーズ① | Webサイトを速くする、新生さくらのレンタルサーバー |
キャッチフレーズ② | もっと高速、さらに安定、快適なレンタルサーバーへ |
キャッチフレーズ③ | 安心のさくら |
グループウェア | タスク管理、スケジュール、チャット |
利用件数 | 40万件突破 |
ダウンロード | カタログPDF |
利用事例 | お客様サイト紹介 |
ランディングページの料金プランには月額123円(税別)も記載されていましたが、今回WordPressを利用するという条件であったためにこのプランは検討から除外しました。
KAGOYA
キャッチフレーズ① | 高速でセキュアな環境で運用できる |
キャッチフレーズ② | WordPressユーザー向けに特化したプラン |
キャッチフレーズ③ | ドメインやDBの設定不要で初心者でも簡単にスタート |
SSL証明書 | 無料 |
phpMyAdmin | データベースをWebブラウザで管理 |
圏外アクセス | 遮断機能 |
不正ログイン防止 | 不審なログインを検知 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン変更 | 可能 |
WordPress移管 | 有料対応 |
ドメイン設定などが初めてな人、もしくは恐怖心(わかりますぅ!)がある人には、WordPressがインストールされている本商品は非常にありがたいです。
料金プランも容量に応じて、つまりWordPressのコンテンツの充実度に従って、7種類(7段階)からプラン変更が可能なのも魅力的です。
まとめ
サイトの中の数あるページの中で、ある意味、一番身近なページがランディングページであり、そのページでは競合企業が存在する中で各社が伝えたい項目が必ず記載されているということです。
あまり知らない「何か」の分野について知りたい際には、同等商品の複数のサイトのランディングページをしっかり整理することで、検討するポイントが見えてくることがわかります。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志