この記事では、事例としてTBS「マツコの知らない世界」の番組構成を知ることで、ブログ記事執筆時の質の向上のヒントについて学べます。
普段、何気なく観ているテレビには、当然のことながら長年培われた「伝える」というノウハウが満載に詰まっています。今回、TBS「マツコの知らない世界」の構成を私なりに整理することで、改めて身近なデキごと、モノごとの奥深さを感じ、同時に多くの教わるべきことがあることに気づきました。
TBS「マツコの知らない世界」って面白いTV番組だよね
しっかり観ると「魅力を伝える」ノウハウが詰まっているよ
こんな人にオススメ
- ブログ記事の質を向上させたい人
- BtoCのマーケティングに興味がある人
- 「マツコの知らない世界」ファンの人
事例選択の経緯
魅力ある記事づくり
どうしたら魅力あるブログ記事が書けるようになるのだろうと調べていると、まこりーぬさんが書かれた記事「SEOコンサルタント今井氏に聞く!WebメディアのSEOに関するお悩みQ&A【7選】」に出会いました。
ブログ記事の質を向上させたい私には学ぶべきたくさんの内容が書かれていました。
中でも下記の項目をピックアップしてみました。
たとえば僕がライターさんに記事執筆を依頼するときには、「マツコの知らない世界」というTV番組をイメージしてもらうようにしています。
TV番組を視聴
早速、TBS「マツコの知らない世界」を視聴してみることにしました。
以前にも、この番組は面白いので観たことは何度もありましたが、改めて「構成がどうなっているのか?」という観点で見てみると、視聴者を惹きつける奥深さを感じることになりました。
今回の番組では「タマゴサンドの世界」という内容でした。1時間番組の前半30分で村咲くうさんが「タマゴサンドの世界」についてマツコさんに案内するという内容です。
視聴後に食べたくなった
もともとタマゴサンドは好きですが、視聴前の私は「今どうしても食べたい」というほどではありませんでした。しかし視聴を終える頃には、伝説のタマゴサンドとして紹介された喫茶マドラグの「コロナのタマゴサンド」を食べに神楽坂まで行くスケジューリングを行っていました。
もともと緊急性が高いわけでもなく、今どうしてもというほどの関心がなかった話題について、情報を伝えることで関心を高め行動へと導いたTBS「マツコの知らない世界」の番組構成とは一体どんなものだったのでしょう。
番組構成
私なりにTBS「マツコの知らない世界」の「タマゴサンドの世界」の番組の構成を整理してみました。
1.オープニング
1-1. マツコさんの先入観
番組の冒頭、詳しい情報を知る前のマツコさんに「タマゴサンド」への想いをスタッフが確認
1-2. プレゼンター登場
「タマゴサンド」のプレゼンターである村咲くうさんが登場
1-3. 番組の流れ紹介
番組の概要、コーナーの概要、落としどころを紹介
2.プレゼンター紹介
2-1. キャッチフレーズ
プレゼンターである村咲くうさんのキャッチフレーズ「年間100店舗のタマゴサンドを食べ歩く女性」を紹介
2-2. 活動紹介
村咲くうさんの「タマゴサンド」に関する活動を紹介
2-3. きっかけ
村咲くうさんが「タマゴサンド」に夢中になったきっかけを紹介
3.コンビニ商品の紹介
3-1.ローソン商品の紹介
「たまご好きの為のたまごサンド」の紹介と実食
3-2. セブンイレブン商品の紹介
「照焼チキンとたまごサンド」の紹介と実食
4.専門店商品の紹介
4-1.専門店①商品の紹介
TANUKI APPETIZINGの「エッグ」の紹介と実食
4-2.専門店②商品の紹介
RECIPE & MARKETの「紅花たまごのふわふわ濃厚たまごサンド」の紹介と実食
4-3.専門店③商品の紹介
Was sandwich NEWoManSHINJUKUの「煮たまごサンド」の紹介と実食
5.伝説商品の紹介
5-1.伝説商品の紹介
喫茶マドラグの「コロナのタマゴサンド」の紹介と実食
5-2.神楽坂店舗の紹介
喫茶マドラグの神楽坂店舗の紹介
6.エンディング
6.マツコさんの感想
村咲くうさんの「タマゴサンド」の情報を知ったマツコさんの感想を紹介
学べたこと
番組構成を整理した上で、私なりに感じたことをまとめています。
構成と配分
番組構成のそれぞれの時間配分は下記のとおりです。
- オープニング:約3分
- プレゼンター紹介:約3分
- コンビニ商品の紹介:約6分
- 専門店商品の紹介:約6分
- 伝説商品の紹介:約3分
- エンディング:約1分
まこりーぬさんが書かれた記事「SEOコンサルタント今井氏に聞く!WebメディアのSEOに関するお悩みQ&A【7選】」に紹介されていた通り、事例として「マツコの知らない世界」の番組構成を整理することでブログ記事に活かすことができると感じました。
それぞれの時間配分は、ブログ記事だと各項目の内容の深さであったり文字数ということになるのでしょうか。
冒頭で全体を紹介
オープニングの約3分間で番組全体の紹介をしています。
今回の「タマゴサンドの世界」では、情報を知る前のマツコさんはもともとタマゴサンドには強いこだわりがあることが紹介されており、特に「王道」のタマゴサンドがお好きなようです。
プレゼンターである村咲くうさんが登場し、視聴者にとってはマツコさんに比べれば馴染みのないプレゼンテンターの特長をしっかりと紹介しています。
その後、「タマゴサンド」を中心とした番組とコーナーの概要を改めて紹介し、落としどころへとつながる流れと見通しを視聴者に案内しています。
ブログ記事だと、文頭に配置されることが多い目次や結論ということになるのでしょうか。
プレゼンターの紹介
オープニングの約3分間ですでに登場しているプレゼンターである村咲くうさんについて、改めて2.プレゼンター紹介で約3分間の時間を使ってしっかりと紹介をしています。
彼女のキャッチコピーを改めて紹介するとともに、活動やきっかけについて案内しています。
インターネットがこれほど普及し情報が溢れていると、もはや「何の情報」ということの意味は薄れ、むしろ「誰からの情報」ということに意味が出てくるのだろうと感じます。
そのためにオープニングから含めプレゼンター紹介に合計約6分間の時間を使っているということなのでしょう。この約6分間といのは3.コンビニ商品の紹介、4.専門店商品の紹介などの本題と同等の長さです。
「インフルエンサー」という言葉も使われるようになり、一方で医師免許のないブロガーがあたかも医師であるかのような記事を記載していたことが問題になりました。「誰からの情報」ということが、情報としての納得性や信頼性においてかなりの意味をもつ時代なのかなと、TVの番組構成を見て改めて感じます。
まとめ
「途次大志の備忘録」では身近なデキごと、モノごとからたくさん学ぶことではあるのではないか?という想いでスタートしました。普段の「当たり前」のスゴさを感じ、関わる叡智や努力を知り、関わっている人たちに感謝を覚えることで自分も優しい気持ちになれるのではないかと考えています。
私の幼い頃からずっとお世話になってきたTVには、やはりたくさんの教わるべき内容があるのだと改めて感じました。
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志