帰省する故郷があるって嬉しいんだけど面倒に感じるときもあるよね
短編小説『雲の上はいつも晴れ』を読んだら変わるかも
こんな人にオススメ
- 帰省が面倒だなと思っている人
- 石川県にゆかりのある人
- 都会暮らしに少し疲れている人
この記事にたどり着かれたということは、あなたには帰るべき故郷があって帰省ラッシュの中を帰ろうかどうかを迷われているのでしょう。
迷ってるの?
帰省を断念する理由はいくらでも思いつきます、お金、ラッシュの混雑、忙しさなど他にもあるでしょう。
かく言う私にもありがたいことに帰るべき故郷(ふるさと)がありお盆休みと年末年始には毎年「今年はどうしようか?」と迷います。
バスなら安いよ
帰省を断念する理由がもしお金ならば高速バスという選択肢を考えてみるのも良いのではないでしょうか。
以前、私も夜行バスを利用しましたが最近のバスは座席も設備も充実しているものが増えてきているので値段の割に快適に帰省できます。
夜行バスや昼間走る高速バスも含めると本数も増えてきているのでまだ間に合うかもしれません。
バスの空席がまだあるかどうかくらいを確認してみてはいかがでしょう。
ぜひ御一読を!
帰省を今年は断念しようかと思う理由はお金だけではないでしょう、様々な理由、事情があるのでしょう。
迷っているなら短編小説『雲の上はいつも晴れ』を読んでみてはいかがしょう。
登録作業もなく表紙絵をクリックすれば無料でいつでもお読みいただけます。
短編小説なので数分で完読していただけるでしょう。
石川県の鶴来(つるぎ)の町に戻ってきた真司と祖父の物語です。
都会の暮らしに疲れた真司は故郷に戻り祖父の包丁屋で働き始めます。
どこにでもある故郷の営みと祖父のやさしさに触れて「今年は帰省しようか」とあなたも思えるようになるかもしれません。
執筆回顧
私の小説に登場する優しいおじいさんの名は決まって「常次郎(つねじろう)」です。
常次郎という名は私の父方の曽祖父の名前でした。
この曽祖父の常次郎は「蔵を2つ潰した」という逸話の持ち主で、きっと親戚連中からも良くは思われていなかったのかもしれません。
それでもなぜか私にとってはそんな曽祖父・常次郎の存在を嬉しく思えます。
私には「よくそんな無茶をしてくれたものだ」とどこかで不完全な私自身を慰めることができるからなのです。
ナイフが人を傷つけることができてしまう一方で、危険な場面から脱出するのに役立つことがあるように、一見よろしくないことでも状況が変わったり、時が過ぎたりすると見え方や捉え方が変わってくるものだと思います。
親戚の話をよく聞くと曽祖父・常次郎は一方で優しい人だっということも聞いています。
もしかしたら曽祖父・常次郎は人の役に立とうとして蔵を2つも潰したのかもしれません。
それも今となっては容易に知ることはできません。
いずれにしろ曽祖父・常次郎がこの世にいなければ私が存在しないことを考えると愛おしく感じます。
そんな個人的な想いを込めて私の小説に登場する優しいおじいさんは「常次郎」なのです。
帰省のメリット
短編小説『雲の上はいつも晴れ』をお読みいただいてあなたの故郷を少しは思い出してもらえたでしょうか。
老婆心とは感じながらも帰省のメリットをまとめておきます。
会えるうちに
何事もできるうちにやっておくことが一番だと思っています。
人も会えるうちに数多く会っておく方が良いに決まっています。
時間は逆戻りできません、どんなにあなたが優秀だろうが、どんなにお金を用意しようが、会えなくなった人に再会することは叶いません。投稿一覧
帰省を断念する理由はいくらでも思いつくと思いますが、長い目で考えたときにどれほど重要な理由になるでしょう。
帰省から戻ってきたらまた仕事が追いかけてくるでしょう、それでも会えるうちに少しでも多く会っていた方が良いと思います。
他愛もない会話は「他愛もない会話をしよう!」と思ってできるものでもありません。
ゆったりとした時間の中で生まれる他愛のない会話がどれほど後々のあなたにとっての宝物になるかわかりません。
元気な姿を
吉田松陰の句にこんなのがあるのはご存知でしょうか。
親思う 心にまさる 親心
親子の間で、子として親を思う以上に親は子を思っているという様子を見事に表現した句だと気に入っています。
あなたはきっと親のことを気にかけたり、心配することでしょう。
ただそのあなたの子としての想い以上に親はあなたを気にかけ、心配しているのかもしれません。
リフレッシュ
このように偉そうに書いている私ですが、お盆休みや年末年始に帰省しなかったこともあります。
帰省ラッシュの混雑から逃れ自宅でゆったりと過ごしたからといって仕事に戻った時にリフレッシュしているかというと実はそうではないという経験をしています。
特にお正月をはさむ年末年始は故郷で過ごす方が一年の区切りが付いて新年の仕事のスタートも元気に再開できました。
理由はわかりません、論理的な説明は一切できません。
ただ実際、私の経験ではそうだったということしか言えません。
もし理由付けをするのであれば幼い日を過ごした見慣れた故郷の風景や空気を吸うことで、他では得られないリフレッシュを得られるのかもしれません。
仕事が忙しかった一年こそ帰省する方が良いのでしょう。
まとめ
誰かが待っていてくれて帰るべき故郷があるというのは本当にありがたいことです。
ありがたみは感じていても日々の忙しさやラッシュの混雑などを理由に帰省を断念したくなる時もあります。
もし帰省を迷っている人が短編小説『雲の上はいつも晴れ』をお読み頂き「今年は帰省をしよう」と感じてもらえれば嬉しいです。
故郷に癒やされてリフレッシュしてまた優しい心で過ごせるようになるかもしれません。
思い立ったが吉日!バスの空席のあるうちに予約を済ませて故郷の人たちを喜ばせてあげましょう!
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志