このブログ記事にたどり着いて頂きありがとうございます。
「途次大志の備忘録」の執筆者で東京と福井を昼行便の高速バスで往復してみた途次大志(toji-taishi)です。
昼間を走る高速バスってなんか時間がもったいなくない?
夜行便とは違う魅力が昼行便にはあって選択肢が広がるよ
東京から福井へ昼行便の高速バスを往復で利用しました。
大学の4年間を過ごした福井は私にとって大切な場所のひとつです。
夜行便の高速バスは利用したことがあってもなかなか昼行便は利用したことがないという方も多いのではないでしょうか。
昼行便ならではの魅力を交えながらアラフィフの私が往復で利用した実体験をご紹介します。
年に何度か帰省される福井県出身者の方々も昼行便を試してみてはいかがでしょうか。
昼行便の高速バスの良いところ!
帰省や用事で東京と福井間を移動しなければならない人にとって、節約という点で高速バスは非常にありがたい存在ですよね。
これまで夜行便しか利用したことがない人にとって昼行便という選択肢が増えれば、単なる移動に楽しみが加わります。
そんな昼行便の高速バスの魅力をまずはご紹介します。
移動自体が観光気分になっちゃう!
これまで夜行便の高速バスを利用したことがありますが、確かに最近の高速バスは設備も充実し、乗客もマナーを守る人が多く、不快な思いをすることなく目的地まで連れて行ってくれます。
夜行便は眠ることを重視されておりスマホの画面からの光すら眩しい存在で、ただ眠ることに集中する必要があります。
昼行便では車窓を楽しみ、サービスエリアやパーキングエリアでの休憩時も太陽の光を気持ちよく感じます。
まるで観光バスに乗っているような感覚で過ごし、到着は移動の目的地という、なんともお得な気分を味わえます。
ただ観光バスと違うところはサービスエリアで魅力的なレストランを見つけてもゆっくり食事を楽しむというわけにはいかない点でしょう。
食事や飲料については乗車前に忘れずにお気に入りのものを用意しておくと良いでしょう。
そもそも移動日は活動が制限されるちゃう!
夜行便の高速バスなら眠っている時間を移動に使えるので非常に効率的です。
ただ自宅のベッドと同様の眠りの質を求めるのは難しく、目的地に到着してから午後まで眠ってしまうということもあるでしょう。
たとえ高速バスよりも移動時間が少ない鉄道や飛行機を利用したとしても、移動日はどうしても活動が制限されるという経験は多くの方が思い当たるところだと思います。
ましてや観光だと、鉄道にしろ、飛行機にしろ、移動自体に体力を使ってしまうもので、観光地の閉館時間なども関係すると、現地に滞在中に比べれば活動が大きく制限を受けます。
移動日は制限を受けるものだと割り切れば、移動を昼行便にして観光気分を味わうという手もあるのではないでしょうか。
アラフィフにとっては身体に優しい!?
「徹夜なんてもう何年もしていないな」というアラフィフも多いのではないでしょうか。
確かに若い頃は、たとえ夜行便の高速バスで思うように眠りを取れなかったとしても、翌日は朝からスキーをしたという経験はあっても、今もあの頃と同じことができる自信はあるでしょうか。
少なくとも私はありません。
最近の高速バスは若い頃から利用してきた4列シートだけでなく、3列が独立したシートを採用されているものもあります。
3列独立シートは私のようなアラフィフにとっては体力的にありがたいです。
一人旅で利用する人にとってもシートが独立している3列シートは利用しやすいのではないでしょうか。
昼行便高速バスの往路:東京から福井へ
【図表】東京〜福井を結ぶ福井鉄道・京福バス一覧
体力的に不安のある世代にも快適な「3列シート」で「昼行便」で東京と福井を結んでいるのが、福井鉄道・京福バス運行の「昼特急」です。
最近の高速バスが進化しているということを耳にすることも多いと思いますが、確かに快適性が増しているのを実感するでしょう。
鉄道、飛行機、夜行便の高速バスに、さらなる選択肢として昼行便の高速バスを加えれば節約しながら楽しく東京と福井を移動できます。
アラフィフの私が実際に体験した「昼特急」での往復の旅をご紹介します。
図表の作成に参考にした福井鉄道と京福バスの公式サイトは文末の参考文献でリンクさせていますので、ご利用の際は最新情報をご確認ください。
東京駅八重洲南口の目の前から出発
直行便の高速バスは乗車してしまえば目的地まで乗り換えなしで到着できるのが気楽です。
出発時間に遅れると鉄道のように次の便というわけにはいかないので、乗車場所に無事にたどり着くことに気を付けなければなりません。
福井へ向かう「昼特急」を東京駅から乗車しました。
東京駅の八重洲南口の改札をそのまま駅舎の外に出ると「昼特急」に乗車する停車場に到着できます。
非常にわかりやすく便利です。
出発予定時刻の10分前に福井駅行きの「昼特急」が無事に到着し、乗車券を渡して乗り込みます。
ちなみに乗車券はネットで予約し、コンビニで支払って受け取りました。
あとは気楽なバス旅のスタートです。
トイレ付き3列シート
今回の福井への往路では福井鉄道が運行で、東京駅を出発すると乗務員さんの車内アナウンスが少し福井弁訛りでほっこりとしました。
福井県出身者の方で長らく帰省していない人にとっては、すでに高速バスの車内から福井感を味わえて故郷が恋しくなるでしょう。
シートは3列が独立しており、カーテンが用意されており、特に一人旅でも気楽に過ごせます。
個人的には座席のフットレストが快適でした。
前のシートの背面下に取り付けられた大きめのフットレストで長時間の車内でリラックスして過ごせます。
アラフィフの私の高速バス選びの必須条件である車内のトイレもしっかりと存在していて、これでどんな渋滞に巻き込まれても安心です。
東名渋滞のため中央道を利用
東京駅を出発しバスタ新宿に立ち寄った後、再び乗務員さんの車内アナウンスが流れました。
「通常の東名高速ルートが渋滞のため本日は中央道ルートで福井へ帰ります」
鉄道や飛行機で通常のルート以外で目的地に向かうということはなかなか起こることではないですが、こんな特別なことが起こるのが高速バスの楽しいところです。
東名とは異なる中央道の車窓の風景とサービスエリアやパーキングを楽しむことができました。
もう一つ微笑ましく感じたのが、福井鉄道の乗務員さんの「福井へ帰ります」という先程の車内アナウンスです。
一般的には「福井へ向かいます」というところを「福井へ帰ります」という言葉に福井愛が溢れている感じがしました。
「昼特急」は中央道の境川パーキングエリア、阿智パーキングエリア、神田パーキングエリアで休憩を取りながら予定時刻を遅れることなく無事に目的地へと到着することができました。
11:40東京駅八重洲南口
12:25バスタ新宿(新宿駅)
14:05境川パーキングエリア
16:00阿智パーキングエリア
18:00神田パーキングエリア
・・・
20:00福井駅東口
まとめ
同じ北陸でも金沢は観光地として全国的に知られていますが、福井は越前ガニ、ソースカツ丼、秋吉の焼き鳥だけでなく他にもたくさん美味しい料理がある土地です。
東京から福井へぜひ観光に訪れてみてはいかがですか。
東京と福井の移動費を抑えながら、なおかつ快適に行くなら昼行便の高速バスという選択肢もあります。
夜行便では味わえない昼行便の高速バス旅の魅力があり、「昼特急」では福井感を感じながらトイレ付きの3列独立シートで快適に過ごせました。
福井への往路は福井鉄道運行の高速バスでしたが、東京への復路は京福バス運行の高速バスでした。
同じ「昼特急」でも「実は・・・」違いがありました。
復路の乗車記は下記の記事にまとめています。
参考文献
最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。これからも良質な情報をお届けできるよう精進いたします。今後とも「途次大志の備忘録」をお引き立ての程、よろしくお願い致します。 途次大志